両開き(りょうびらき)は、扉の開閉の形態のひとつで、2枚の扉を左右に移動させることにより扉を開閉するものを指す。対義語は1枚の扉を移動させることで開閉させる片開き。両開きで開閉する扉は、両開き戸、両開き扉と呼ばれる。両開きの開き戸は、大きな備品の搬入・搬出が必要であったり、多くの人が出入りするオフィスや公共建築などに用いられる。また、住宅の門扉、オフィス用家具、大型の冷蔵庫等にも用いられている。病院の手術室入口などのスムーズな開閉(速やかな開閉)が求められる場所では、双方向(扉の手前側及び奥側)いずれからも押して開く構造のスイングドアが多く用いられる。扉を収納するスペースがなく、かつ開き戸では開扉時の扉が納まらない場合には、折戸を両開きにした扉が採用されることがある。これは「4枚折戸」とも称され、バス車両などでは国を問わず採用されている。両開きの引き戸は、両引き戸、引き分け戸とも呼ばれる。両引き戸は、2枚の扉が1本の溝やレールに案内される点で、複数枚の扉が複数の溝やレールに案内される引き違い戸と異なる。両引き戸は、建物の入口に自動ドアが設置される場合や、エレベーターのドア等に用いられる。2枚の扉を手動で開閉する場合には、両引き戸ではなく、引き違い戸が用いられることも多い。現在の日本国内で使用されている鉄道車両においては、路面電車や荷物・貨物車両での採用が先行した。1960年代ごろまでは大部分の通勤列車用車両は片開き扉であったものの、両開き扉の場合だと扉の開口幅の拡大と開扉に要する時間の短縮が期待できるため、その頃からの新造車両の大半は両開き扉となっている。ただし、京浜急行電鉄のように、扉の幅よりも扉の数を増やした方が得策として、他社よりも遅くまで片開き扉の採用を続けていた事業者も存在する。特別料金を徴収する特急列車用の車両においては、両開き扉が採用されている車両は日本においては少数である。エレベータで両開き扉がある。真ん中から開くので、大勢の出入りにはよい。挟まれ防止の仕組みに差があり、センサが一方にしかついていない型や、扉には機械式のセンサはついておらず光学的センサがついているものがある。
出典:wikipedia
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