『大いなる西部』（おおいなるせいぶ、原題: "The Big Country"）は、ドナルド・ハミルトンの小説『"』を原作とする1958年のアメリカの西部劇映画である。バール・アイヴスがアカデミー助演男優賞とゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞している。テキサスのある町に、地元の有力者テリル少佐の娘パットと結婚するために東部からジム・マッケイがやって来る。しかし、そこでは「ビッグマディ」と呼ばれる水源地を巡って、地元の二大勢力であるテリル家とヘネシー家が激しく対立しており、ジムは否応無しにその争いに巻き込まれていく。そこに、パットに想いを寄せるテリルの牧場の牧童頭リーチや、ビッグマディを亡き祖父から引き継いでいる学校教師ジュリー、ジュリーと結婚してビッグマディを手に入れようとしているヘネシー家の息子バックが絡み、事態は複雑な様相を呈していく。本作でアカデミー作曲賞（ドラマ・コメディ映画音楽賞）にノミネートされたジェローム・モロスによるテーマ曲が有名。CMやテレビ番組のテーマ曲などにも使われた。

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