株式会社デンソー（）は日本の愛知県刈谷市を本拠におく世界最大手の自動車部品メーカー、メガサプライヤーである。2009年以来、自動車部品世界シェア第1位を維持している。前身はトヨタ自動車の開発部門である。現在もトヨタグループに属している。1949年に日本電装株式会社として創業以来、トヨタ自動車を中心に自動車用電装部品を拡販し、現在では世界の主要なカーメーカーに広く製品を供給しており、売上の半数はトヨタ自動車以外のメーカーである。売上高は2014年3月時点で4兆円を超え、東証一部 TOPIX Core30　企業である。また2013年度版Fortune Global 500リストでは242位にランクされた。単独従業員数ランキングでは、東日本旅客鉄道についで二位の規模を誇る。主な製品は自動車の熱機器関連、エンジン関連、電気機器関連、電子機器関連、ITS関連である。自動車部品を広範囲に扱っている。1970年代には から取られたNDで始まる型番のアマチュア無線機器を生産、またKDDIを中心に携帯電話端末も供給していた。2007年まで細々とではあるがNTTドコモの自動車電話「デジタル・カーホン」を生産していた。携帯電話にURIなどを転送する際に使われる、QRコードの開発を行ったのも同社である。QRコードは同社の子会社である株式会社デンソーウェーブの登録商標である。CO2冷媒ヒートポンプ給湯器「エコキュート」は同社と電力中央研究所、東京電力が共同開発した技術である。CO2冷媒カーエアコンの開発技術を生かして製品試作段階から深くかかわっている。現在もコロナ向けエコキュートのOEM生産を行っている。「エジェクタサイクル」を世界で初めて実用化に成功させた。これを搭載した冷凍庫は、従来のシステムに比べて冷凍能力25％、エネルギー効率は50％向上。運転時の動力は33％低減し、年間消費電力を60％も低減可能にする。電流の流れを細かく制御することで産業装置から家電製品にまで革命を起こした「インバータ」以来の大発明と言われる。刈谷本社は、フレックスタイム制が導入されており、コアタイムが決まっている。2015年度から、夏に朝型勤務を促す活動「モーニングシフト」を積極的に取り組んでいる。期間中は効果があり、定時より早く帰宅でき、そこから女性社員を中心に自身の勤務時間を見直す動きも出ている。歴代社長には一貫してデンソー生え抜きが就任している、トヨタグループの中では異例の企業である。2014年度（2014年4月1日～2015年3月31日）の製品別売上高構成（連結）は以下のようになっている。初代社長林虎雄はデンソー独立時について下記のように述べており、そのためトヨタグループのなかでも独立色が強くなっている。2011年10月から約1年間は「志村&所の戦うお正月」などスペシャル番組のみだった。

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