FedSat(Federation Satellite)はオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)のマイクロサット。2002年12月、H-IIAロケットにより打ち上げられ、日本が打ち上げた初の海外製人工衛星となった。FedSatの開発は4社の民間企業、6大学、2政府研究機関が参加する豪州衛星システム共同研究センター(CRCSS)が行った。メインペイロード6つの内、3つはCRSSが開発し、他の3つは海外組織が提供した。CRCSSは独自の衛星プラットフォームを開発したが実用に至らず、海外機関のものを使用することになった。FedSatのミッションは以下のようなものであった。オーストラリアは30年ほど自国で衛星を作製しておらず、国内の宇宙関連技術・人材を発展させる目的もあった。2002年9月19日、宇宙開発事業団(NASDA)と、CRCSS参加機関を代表するオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)はFedSatの打上げ及び利用に関する協力について定めた了解覚書をNASDA本社で締結した。この締結によって、H-IIAロケット4号機の打上げ余剰能力を活用してFedSatをADEOS-IIの副衛星として打ち上げること、その代わりにFedSatで得られた磁気観測データをNASDAに提供すること、が決定した。そして2002年12月14日、種子島宇宙センターより打ち上げが行われた。同ロケットにはADEOS-IIのほかにも副衛星としてWEOS、μ-LabSatが搭載されていた。この衛星は日本が打ち上げた初の海外製衛星となった。2003年1月13日に長さ2.5mの伸展マストを展開。各種の実験に成功し、18ヵ月後バッテリーの故障によって運用が終了した。
出典:wikipedia
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