ピグモンは、特撮テレビドラマ『ウルトラマン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の小型怪獣。別名は友好珍獣。英字表記は"PIGMON"。『ウルトラマン』で初めて登場した人間に友好的な怪獣であり、後年ではマスコット的な扱いで登場することが多い。小学2年生程度の知能を持つとされる。特撮テレビ番組『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」、第37話「小さな英雄」に登場。第8話では多々良島に住んでおり、怪獣たちに襲われた測候所員の松井を助けるが、レッドキングに投げつけられた岩が当たり、命を落とす。第37話では60匹以上の怪獣の復活を目論むジェロニモンによって復活し、その計画を科学特捜隊に知らせようと東京を訪れるが、松屋デパートのおもちゃ売場でマルサン商店製のガラモンのプラモデル(人形)を見つけて喜び、暴れ疲れて眠る。その後は科学特捜隊によって保護され、イルカの言葉を研究している権田博士によってその声を翻訳され、当初の目的に成功する。その後、科学特捜隊と共に怪獣たちのいる大岩山へ向かうがイデを庇い、再生ドラコに叩き潰されて命を落とす。この行動に感銘した科学特捜隊は、ピグモンに特別隊員の称号を贈る。映画『アニメちゃん』に登場。アニメちゃんが壁に描いた、ブースカ、カネゴンと共に宇宙電波の影響でパソコンから出たビームを浴びて実体化し、鏡の中の異次元空間を他2匹の愉快獣と共に行き来する。人語を喋り、歴代のピグモンで唯一火を吐く。3匹で仕事を探し、最後ピグモンは遊園地で風船売りをする(ブースカは子供を乗せて飛行、カネゴンがレジ係)。『ウルトラマンパワード』第3話「怪獣魔境へ飛べ!」(米国版サブタイトル:A QUARTET OF CREATURE)に登場。玩具などでは、パワードピグモンの名称が用いられている。南米の伝説で知られており、レッドキングに襲われた人を匿う。レッドキングの雄の襲来に際し、危険を感知して暴れる。『ウルトラマンマックス』第5話「出現、怪獣島!」、第6話「爆撃、5秒前!」、第36話「イジゲンセカイ」に登場。設定では古代人に作られた人工知能とされており、怪獣島(サブジェクト・ファントム)を制御するためのシステムの一部である。先代のピグモンは登場した時点で石像であったが壊され、カイト隊員に懐いた個体が最後に石像となり、暴走する島を消滅させる。のちに第36話で再登場。シャマー星人の陰謀により、レッドキングの新たな個体ともども再びカイトたちの世界へ出現し、シャマー星人の攻撃を受けてエリーと同化した状態になる。エリーの姿のまま周囲(とくにミズキ隊員)が気をもむほどカイトに懐くが、最後はシャマー星人の特殊なエネルギーを使った銃の攻撃からマックス(=カイト)をかばってピグモンのみが異次元に飛ばされ、再びサブジェクト・ファントムへ戻る。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。K76星に住んでおり、ウルトラマンゼロを慕い彼の特訓を見守る。劇中、ゼロがウルトラマンレオを投げ飛ばした際に崩壊して来た岩塊に潰されそうになるが、ゼロに助けられる。データカードダス『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』のストーリーモードに登場。EXまでのナビゲーター的キャラクターである。レッドキングに襲われ、ビルに叩きつけられたところを主人公のバトルナイザーに収容される。以後、主人公と行動を共にし、様々な脅威に遭遇しつつも、それに立ち向かう主人公の成長を見届けていく。人語を話し、語尾に「 - ッピ」と付ける。『ウルトラゾーン』第11話「スフラン島の秘蜜(前編)」、第12話「スフラン島の秘蜜(後編)」に登場。第9話アイキャッチでは工事現場の作業員と並んでおり、最終回の第23話では通勤中のタカダ・リホ隊員の隣でうたた寝している姿と夜に現場監督の隣にいる姿が描かれている。第11話「怪獣漫才」では(ソフビ人形の)ナックル星人に、ガラモンがピグモンとそっくりと指摘される。スフラン島に生息し、「幻の赤い友達」と呼ばれる怪獣。スフラン島に迷い込んだ探検隊の人間たちを助ける。対怪獣地雷を踏んで動けなくなっていた高木透を助けるため、自分が変わりに地雷の上に乗り、人間たちに脱出路を教える。諸田浩の仮説によれば、ピグモンの血液には不老不死になる力があるとされるため、地雷を踏んだまま動けないピグモンから諸田は採血を試みる。しかし、レッドキングとバンピーラとバードンが戦いの最中に倒れ込んできたため、諸田ともども地雷の大爆発に呑まれる。『ウルトラマン列伝』内のアクションドラマ『ウルトラゼロファイト』に登場。第1部「新たなる力」で、バット星人グラシエが怪獣墓場から間違って蘇らせた怪獣。「目障り」という理由でEXレッドキングに殺されそうになったところ、ウルトラマンゼロに助けられる。以後は地獄の四獣士と戦うゼロを見守り、怪獣墓場に来た理由を尋ねたり、ガルベロス戦の際に「自分の力を恐れるな」と応援したりする。終盤にはグラシエが倒されると彼の力で蘇ったピグモンも死ぬことが明かされてゼロは動揺するが、ピグモンは「自分は死んでもかまわない」と涙を浮かべつつゼロを応援する。最終的にはルナミラクルゼロによって救われ、怪獣墓場から旅立つゼロを見送る。第2部「輝きのゼロ」では、ゼロをおびき出そうと企むダークネスファイブのメフィラス星人・魔導のスライに捕らえられる。駆けつけたゼロによって無事に解放されるものの、スライと共にゼロとカイザーダークネスの対決、そしてゼロダークネスの誕生を見届けることになる。その後、スライの誘いでアナザースペースへ向かい、ウルティメイトフォースゼロの全滅を目の当たりにすると、ゼロダークネスを止めようと果敢に立ちはだかり殺されそうになるが、これがゼロやウルティメイトフォースゼロの復活のきっかけとなり、最終的にはウルティメイトフォースゼロとともにマイティベースで暮らすことになる。そこではピグモンに名前を付けようという話も持ち上がったため、ジャンナインやジャンボットからは「有機生命体8号」や「ピーちゃん」、ゼロからは彼の父親であるセブンの人間体の名前を取って「モロボシくん」と提案されるが、いずれも却下される。後日談の『ウルトラマン列伝』最終回では、ゼロから「モロボシくん」「モッくん」「ピーちゃん」などとさまざまな名前で呼ばれ、その都度グレンファイヤーに突っ込まれる。結局、どのような名前になったのかは不明。グレンファイヤーが任務でマイティベースを離れている間、エメラナに会わせて喜んでもらおうと考えたミラーナイトたちにより、彼女のもとへ連れて行ってもらう。特撮テレビ番組『ウルトラマンX』第17話「ともだちは怪獣」に登場。田舎の森の中に住んでおり、近くに引っ越してきた少女サクラと友達になる。その後、ダークサンダーエナジーが落ちることを察知し、人々に危機を伝えるためにサクラが母と共に向かった多々良町のショッピングモールを訪れるも、サクラ以外の人々から恐れられて縄で縛られたうえ、ダークサンダーエナジーを察知して暴れたことで男性から暴行を受けてしまう。まもなく、ダークサンダーエナジーによる凶暴化を経たキングゲスラに破壊されたビルの瓦礫から、自分を暴行した男性を身を呈して助けたために重傷を負うが、Xioの治療を受けて一命を取り留め、再びサクラの前に元気な姿を見せた。大地によると、15年前のウルトラ・フレアによって実体化して以来、サクラのような子供たちと友達になっていったが、子供たちが成長するにつれて自らのもとから離れていくため、サクラのような新たな友達と出会うまで独りぼっちの暮らしを繰り返していたと語られている。
出典:wikipedia
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