さかいで塩まつり(さかいでしおまつり)は、香川県坂出市で5月頃に開催されている、2013年に第22回目を迎えるまつり。2010年度より会場を瀬戸大橋記念公園に移し、観客動員55,000人と同市最大のイベントとなった。公益社団法人坂出青年会議所(2010年11月25日より法人格変更)と、地域の団体とによって構成される塩まつり実行委員会の主催により行われる。 塩への感謝と、地域の偉人である久米通賢の精神を受け継いでいくためのお祭り。 私財を投げ打ち地域のために貢献し、塩田を開発した久米通賢の偉業と志を伝承しようと、久米通賢が生涯を終えた月である5月を中心に開催されている(天保12年5月7日没(1841年6月25日))。またイベント当日には出展のひとつとして、灌水を煮詰めて塩がつくられる。後日その塩は神事として塩竃神社(坂出市)に奉納される。塩づくりによって発展してきた坂出地域として、塩の大切さと、塩に対する親しみや感謝をも伝えていくことを目的としている。5月の第三日曜日を開催日としている。2016年度は、5月14日(土曜日)5月15日(日曜日)に開催された。2013年度は、瀬戸内国際芸術祭の春の部が沙弥島エリアを含めて開催されることにともない、クロージングイベントも兼ねて4月20日と4月21日の二日開催となった。 坂出市制50周年と坂出青年会議所35周年を記念し第1回目の塩まつりが開催された。第1回目の開催場所は瀬戸大橋記念公園である。その後、宇多津臨海公園や坂出駅周辺を開催地として開催されてきた。2010年度の開催において本来の地域振興の在り方を取り戻すため、会場及び日程を変更するとともに地域の諸団体と一緒に作り上げるスタイルへと変革を遂げている。2013年度は再び二日間開催に挑戦している。2013年度のふるさとイベント大賞(3月6日東京国際フォーラム)において、前年度の塩まつりが奨励賞を受賞した。12tもの塩が平面と坂道を組み合わせた遊び場に敷き詰められている。滑り台と名はついているが、滑ることはほぼ出来ない。閉会後は塩を全て回収して工場に戻し再利用していたが、2013年より融雪等の目的としてネクスコに譲渡している。日本海水(2006年讃岐塩業株式会社を吸収合併)の協賛を得ている。2011年より塩は買い取りとなり、保存されている。(2012年は適正に処理された)塩を使用した巨大絵や行灯を、小学生等を中心に作成したものが展示される。行灯は他の祭(香風園で開催された観月会等)でも使用された。また、会場では縮小版の塩絵が体験できるブースもあり、子ども達で賑わった。久米通賢が改良・開発した火縄銃による実演が行われる。第20回より、飲食用のブースが一元化された。名称は20回のみ。第19回目に初登場した企画。今は無くなってしまったお店や商品を復活させるというもの。「ムーラン」の「味付けパン」と、「ぱぷりか」のカレーが復活し大盛況だった。「ぱぷりか」のカレーはその後、モンスターバッシュでも販売された。またかつて坂出ニチイで子ども達を釘づけにしていた吉田ベーカリーのドーナツ製造機もお目見えし好評だった。灌水から塩を作るという昔ながらの方法を体験できる企画で、初期より行われてきた。ここで作られた塩は奉納にも使われる。塩まつり開催時前に各小学校等に出張し、塩づくりの歴史を伝えたり体験をさせたりすることも行われてきた。塩田を利用しての塩づくりの伝統を継承していくために、灌水を撒く作業や塩を運ぶ作業を模したレースが行われる。楽しみながらも大変さを学べる。第18回さかいで塩まつりにて第1回讃岐B級グルメコンテストが開催された。坂出商工会議所青年部が主管担当している。その後第2回を経て、独自開催も行っている。第1回優勝は香川短期大学考案の「金時丸」。現在は高田いっぷく堂や各地イベントで食すことができる。第2回優勝はかっしゃ焼。2009年に単独で開催された(社団法人坂出青年会議所主催)、低学年層向けの職業体験事業がさかいで塩まつり会場において登場した。2011年度より、以前から塩まつりにおいて使用されていた青空教室という名前で内容が引き継がれている。2012年度は再びキッズわ~くランドになっている。2011年度より、会場に隣接する海上を飛行機が飛ぶショーが行われている。
出典:wikipedia
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