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2010年の猛暑 (日本)

2010年の猛暑(2010 ねんのもうしょ)とは、2010年の夏に日本の広範囲を襲った観測史上1位の猛暑である。「観測史上最も暑い夏」、特に8月は「観測史上最も暑い1ヶ月」と呼ばれている。この夏は長期間にわたって記録的な高温が続いた。気象庁は同年9月1日、この猛暑を30年に1度の異常気象と認定した。意外なことに春の時点では、気象庁もこの猛暑を予測していなかった。むしろ、以下のような理由から、冷夏になるのではないかとの声も少なくなかった。2010年の梅雨は、奄美・沖縄を除いて平年より梅雨入りが3-14日遅かったものの、6月19日に沖縄が梅雨明けした後7月15日に奄美が、7月17日に北陸、関東甲信、東海、近畿、中国、四国、九州北部が、7月18日に東北が、7月20日に九州南部が梅雨明けし、九州南部(平年より7日遅い)、奄美地方(平年より17日遅い)を除いて、平年と同じか1-9日早い梅雨明けとなった。この梅雨の間、寒気の南下やオホーツク海高気圧の発生は少なく、6月の全国の平均気温は+1.07℃(当時の平年値では+1.24℃)の歴代5位に、特に北日本では+1.9℃(同+2.1℃)の歴代2位となるなど、高温で推移した。梅雨のない北海道では6月26日に各地で季節外れの猛暑日(この年全国初)を記録するなど、最高気温が平年を15℃以上も上回る異常高温も観測された。その他の地域でも平年よりも温暖な6月になった。16日までは、平年並みかやや高い程度で推移したが、梅雨明けの17日頃から、太平洋高気圧の勢力が強まり全国で猛暑に見舞われた。7月18日に全国11地点で猛暑日を観測して以降、猛暑日を記録した地点は、翌19日には42地点、20日には73地点、21日には106地点、22日には144地点と一気に増え猛烈な暑さは全国へ広がった。結果、7月下旬の平均気温は東日本で平年比+2.0℃(当時の平年値では+2.1℃)となり、旬ごとの観測を始めた1961年以降で史上最高となった。7月全体でも平均気温は北日本で+2.0℃(同+2.0℃)、東日本で平年比+1.6℃(同+1.8℃)と、それぞれ観測史上4位、6位となった。全国でも平年比+1.29℃(同+1.42℃)と観測史上11位。7月の終わり頃には猛暑は一旦落ち着いたので、峠は越えたのではないかという見方もあった。しかし、この解消は一時的なもので、8月に入り再び猛烈な暑さに見舞われた。3日には88地点、4日には100地点、5日には全国177地点、6日には全国179地点で猛暑日を観測した。中旬には台風第4号の影響で一時的に天気は崩れたが、高温傾向は変わらなかった。8月下旬になっても気温は高温のまま推移し、大阪市、岡山市、広島市などでは歴代連続猛暑日記録が更新された(参照)。結果として各地の8月の平均気温は154地点中77地点で史上最高を記録。北日本は+2.6℃(当時の平年値では+2.7℃)・東日本は+1.9℃(同+2.2℃)・西日本+1.7℃(同+2.0℃)で8月の平均気温が史上最高となった。また全国の8月の平均気温も平年比+2.00℃(同+2.25℃)となり、史上最高を記録した。一方、南西諸島では気温はやや高めで推移したものの曇りの日が多く6月、7月、夏の日照時間が記録的短さとなった。9月に入っても、1日には242地点、2日には62地点、3日には90地点、4日には144地点で9月としての最高気温を観測するなど、厳しい残暑となった。5日には京田辺市でこの年最高となる39.9℃を観測(ただし、9月30日に計測に問題があったとして、この値を疑問値として扱うことが決定した)。台風9号の接近・上陸の影響で8日以降は気温が低下したものの、結果、9月上旬の平均気温は北日本+3.1℃(当時の平年値では+3.6℃)、東日本+3.4℃(同+2.9℃)、西日本+3.1℃(同+2.6℃)で1961年以降最高を更新した。特に東日本ではそれまで最も高かった1961年よりも1.4℃高かった。。過去50年で最も厳しい残暑だった。しかし、北日本は2012年に再び更新された(9月上旬は+3.3℃、中旬は+5.5℃)。9月中旬になって、秋雨前線が活発化。一時は南下したものの、旬の終わりになって北日本付近で活発になった。これによって北日本では数日の周期で天気が変わる不安定な空模様となり、東日本、西日本でも猛烈な残暑は落ち着いた。21日に全国11地点で、22日に全国20地点で猛暑日を観測し一時的に気温は上がったが、22日から23日に秋雨前線が全国を南下して北日本・東日本を中心に気温が低下した。気温の変化は急激で、22日に東京で32.7℃、名古屋で33.7℃、大阪で33.3℃だった最高気温が24日には東京で20.2℃、名古屋、大阪で22.6℃と、2日で10℃以上低下した。24日には北日本・東日本・近畿が平均気温が10月中旬から下旬並みの低温となった。前線の通過によって猛暑は影を潜め、北から本格的な秋が到来した。一方南西諸島は太平洋高気圧に覆われ、下旬は1961年の観測以来最も日照時間が多かった。9月全体の平均気温は北日本は+1.4℃(当時の平年値では+1.7℃)、東日本は+1.5℃(同+1.9℃)、西日本は+1.6℃(同+2.1℃)と、かなり高くなった。全国154地点中46地点で9月の猛暑日日数が過去最高、23地点で9月の真夏日日数が過去最高、53地点で9月の日最低気温が25℃以上の日数が過去最高だった。6月から8月の夏季として全国平均気温は+1.46℃(同+1.64℃)となり、1994年の平年比+1.18℃(同+1.36℃)を大幅に上回る観測史上最高気温を記録。全国154地点中11地点で夏の猛暑日日数が過去最高、11地点で夏の真夏日日数が過去最高、41地点で夏の日最低気温が25℃以上の日数が過去最高だった。40℃を越えた地点はなく、全国最高気温は多治見市の39.4℃で、全国で40℃を超えた地点が3地点の1994年、5地点の2007年などよりも地点ごとのその年の最高気温ではやや低かったものの、8月下旬以降も猛暑日が続き気温が下がらず、各地で軒並み連続猛暑日や観測史上最も時期の遅い猛暑日を記録するなど、連続的に最高気温が高くなった結果、平均気温における観測史上最高の猛暑となった。気温の変動が少なく、期間を通して安定した高温が続いたことが、平均気温を押し上げた要因となっている。東京で夏の降水量が205mmと平年値(481mm)の半分以下となり、135年の観測で3番目の少なさとなるなど、太平洋高気圧の影響で東日本で雨が少なかったことも猛暑に拍車を掛けた。なお、雨は少なかったものの大きな水不足は起こっていない。9月の降水量は東日本太平洋側で平年並みと、小雨はおおむね解消された(東京では小雨の夏から一転し、428mmと平年値〈208mm〉の2倍以上の雨が降る多雨の9月となり、135年の観測で6番目の多さとなった)。大きな原因として、エルニーニョ現象終息後の高温期およびラニーニャ現象時の高温期が継続したことと、日本付近を通る偏西風(亜熱帯ジェット気流)が北偏したため太平洋高気圧が日本を広く覆ったことが挙げられる。エルニーニョ現象が終息した後、対流圏の気温は全地球的に上昇する。そのため2009年5月-2010年3月のエルニーニョ現象終息後の高温期がこの夏に持続したとみられている。また、ラニーニャ現象の発生時には、北半球中緯度の気温が上昇する。そのため2010年6月から発生していると推測され、冬まで続くと予測されているラニーニャ現象による高温期が持続した。この2つの高温期が重なって、対流圏における北半球中緯度の気温は過去30年間で最高を記録した。2010年の猛暑はエルニーニョ、ラニーニャ双方の影響を受けたと言える。まず、オホーツク海高気圧の勢力が極端に弱く、北日本や東日本では梅雨入り後も冷たい北東気流の影響がなかったため、6月から高温傾向が続いた。そして、エルニーニョより数か月遅れてピークを迎えるインド洋全域昇温が7月半ば以降続いた影響で、北半球の対流圏上層では亜熱帯ジェット気流の蛇行が増幅された。7月上旬-半ばまでは平年より南に偏ったため、太平洋高気圧辺縁の暖湿流による集中豪雨が九州北部・山口県・広島県・島根県・岐阜県・長野県等で発生したほか、沖縄・奄美や九州南部では梅雨が長引いた。しかし、7月半ば以降は平年より北に偏るパターンが断続的に続いたため、太平洋高気圧が北に張り出してきて日本列島を広く覆った。また、対流圏上層ではチベット高気圧が東アジアに張り出してきたことで、太平洋高気圧(下層・中層)+チベット高気圧(上層)という背の高い高気圧が日本付近で形成されて、安定した晴天が続いた。山沿いを中心に夕立(ゲリラ豪雨)の発生もあり7.16庄原ゲリラ豪雨のように災害に発展したものもあったが、全体的には散発的であった。さらに、例年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱くなってくる8月後半に、フィリピン付近の対流活動活発化に伴って太平洋高気圧が強化されて張り出しが続き、晴天が9月始めまで続いた。また、東京大学大気海洋研究所は、過去約30年の海水温の温暖化の影響が上昇した気温の2割強にあたると発表した。30日間以上の気象観測所。日本国内記録は1994年の大分県日田市で45日間。30.0℃以上の気象観測所。大阪府大阪市と岡山県岡山市および香川県高松市は、1995年8月の大阪府大阪市と岐阜県岐阜市の30.3℃を上回り、本土での観測史上最高の月平均気温となった(日本国内記録は1956年7月の沖縄県石垣市で30.7℃)。35.0℃以上の気象観測所。日本国内記録は1995年8月の静岡県佐久間町と岐阜県多治見市で36.2℃(気象官署・測候所では1995年8月の岐阜県岐阜市で36.1℃)。月平均気温の最高値を4地点で更新、2地点でタイ記録となった。月平均気温の最高値を2地点で更新、1地点でタイ記録となった。月平均気温の最高値を77地点で更新、7地点でタイ記録となった。枝幸町、雄武町の平年比+3.7℃、広尾町の平年比+3.6℃など、北日本を中心に24地点で平年値より3℃以上高くなった。総降雨量の最低値を4地点で更新した。月平均気温の最高値を3地点で更新、6地点でタイ記録となった。夏(6月から8月)の平均気温の最高値を55地点で更新、6地点でタイ記録となった。夏の日照時間の最低値を3地点で更新した。多くの農産物・畜産物・海産物で生産量が落ちる被害が出た。猛暑のため冷房需要が増えたことなどから、全国で電気使用量の記録更新が相次いだ。商業用・その他(公共施設・病院など)用都市ガスの2010年8月の販売量がそれぞれ5億1870万立方メートル、3億5022万立方メートルとなり過去最高を記録した。猛暑のため空気調和設備用の需要が高まったためとみられる。プールの来場者数が全国的に多かった。一方、プール以外の屋外施設は、多くが入場者数を減らした。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によれば、アンケート調査に答えた東海地方のレジャー施設73施設のうち、51施設で来客者数が減り、42施設が猛暑で悪影響を受けたと回答した。海水浴場も、片瀬海岸(片瀬西浜・鵠沼海水浴場・片瀬東浜海水浴場)や千葉県、福井県の海水浴場などでは来場者が増加したが、あまりの暑さからか内海海水浴場(愛知県南知多町)、ブルー・サンビーチ(愛知県知多市)、須磨海水浴場、白浜海水浴場など、来場者数が伸びなかったところもあった。10月15日の新潟県胎内市での竜巻など、10月31日までに全国で被害を出した竜巻は26個と、平年の約2倍に上った。猛暑の影響で海水面温度が高くなっており、竜巻が発生しやすくなっていたことが一因とみられる。気象観測値・猛暑の影響に関するデータ・分析は特に断りのない場合、以下のウェブサイトに基づいている。

出典:wikipedia

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