国際連合国際防災戦略(こくさいれんごうこくさいぼうさいせんりゃく、United Nations International Strategy for Disaster Reduction)は、2000年に設立された国際連合事務局の組織。本部はジュネーヴ。略称は国連ISDRまたはUNISDR。なお、国際防災戦略(ISDR)とは、1990年代の国際防災の十年(IDNDR)を継承する国際戦略のことで、現在は、2005年に採択された兵庫行動枠組が同戦略の基本文書となっている。国連ISDRは、兵庫行動枠組の推進を担当する機関である。国際防災の十年(IDNDR)事務局の後継組織として、2000年の国連総会決議54/219により設置。当初は国連機関を中心とする防災タスクフォース(IATF/DR)の事務局という位置づけであったが、その後2005年の世界防災会議(兵庫県神戸市)において兵庫行動枠組が採択されるとともに、その推進体制強化のため、防災タスクフォースを改組して2007年に防災グローバルプラットフォームが設置されたことを踏まえ、現在は、同プラットフォームを中核とした様々な国際防災戦略の推進メカニズム(=ISDRシステム)全体の事務局という役割を担う。国連ISDRの任務は、2001年の国連総会決議56/195によって、「国連システム内における防災調整の窓口」及び「国連システム・地域機関の防災活動と社会経済・人道分野における諸活動との連携の確保」と定められている。また、兵庫行動枠組採択後の事務次長報告A/60/180では、(1)兵庫行動枠組の推進、(2)防災意識の醸成と情報共有、(3)防災グローバルプラットフォームの支援、(4)国連システム内における防災政策の窓口、(5)国連防災基金の管理の5点を国連ISDRの役割として挙げている。
出典:wikipedia
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