大阪バス株式会社（おおさかバス、OSAKA BUS CO.,LTD.）は、大阪府で貸切観光バス事業と高速バス（路線バス）事業を中心に行う企業。本社は大阪府東大阪市高井田中3丁目6番21号。またこの項目では東京バスグループ各社についても記述する。沿革はクリスタル観光バスを参照。2002年（平成14年）1月に前田観光自動車（本社・京都府福知山市）が大阪西鉄観光バス（本社・大阪市平野区）の資産を西日本鉄道から買収して設立された。なお、大阪西鉄バスと大阪バスの間には法人上の継承関係はない。その後、クリスタル観光バスを買収するなどして順次子会社化し、これら各社によって北海道から近畿地方まで幅広い事業エリアをもつ。貸切専業であったが、2011年から高速バス事業（乗合許可を得た路線バス）にも進出している。現在は大阪バス本体が観光バス38台、グループ各社を含め400台余りを保有し、貸切観光バス業界の中では国内最大の貸切観光バス事業者となった。グループの社歌「Go!東京バス Go!大阪バス」の作詞・作曲はつんく♂が手掛けた。車両は、京滋三菱ふそう自動車販売（現・三菱ふそうトラック・バス 近畿ふそう）で設計担当の経歴を持つ西村信義（前田観光自動車社長）が東京バスグループの初代社長を務めたことから、すべて三菱ふそう車に統一されていたが、現在は日野自動車の車も導入されている。買収された各社には日野車が導入されていたことの名残でもあったが、現在では新車としても導入されている。旧クリスタル観光バスからの譲渡車（旧東京近鉄観光バス等の塗装）については買収後早期に新車へ置換えられ塗装も統一が進んだため（車体の社名表記や側面に小さく入ったイラスト・文字などで区別可能）、全般的に車齢が若い。「ニュースター号」は大阪バスの登録商標（第5453935号）。京都特急ニュースター号は東京バスグループが運行する高速バス路線である。大阪府東大阪市の布施駅と京都府京都市下京区の京都駅（八条口）を結ぶ路線である。第二京阪道路や阪神高速8号京都線を経由するため、座席定員制となっている。発着は布施駅北口ロータリー、京都は京都駅八条口にあるホテル「イビススタイルズ京都ステーション」前である。布施駅方面から乗車の場合、高速京田辺・京都駅が、京都駅方面から乗車の場合東大阪長田駅・東大阪布施駅が降車停留所となる。従って両府内での乗降は不可。また、京都発の1便・2便および東大阪発の1便・最終便は清水五条駅と祇園四条駅には行かない。予約なしに乗車可能。運賃後払い方式。乗車時に整理券が発行されるので、それを取って乗車する。降車時に整理券とともに運賃を運賃箱に投入する。名古屋特急ニュースター号は大阪バスが運行する高速バス路線である。大阪府大阪市天王寺区の天王寺駅と愛知県名古屋市中区の愛知県庁前を結ぶ路線である。名古屋駅を発着する他社の高速バス路線と異なり、名古屋駅太閤通口付近のビックカメラ前の路上から発着する。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（大阪行福6便は経由せず） - 大阪駅 - 福知山駅二人掛け4列リクライニングシート（トイレ付）近鉄バス・関西空港交通の3社による共同運行。東大阪市・八尾市内の交通空白地帯をカバーする路線として、2016年（平成28年）7月29日より一般路線バスの運行を開始した。なお、これらの路線バスではICカードは利用できない。東大阪市の布施駅 - 近鉄八尾駅間をJR長瀬駅経由で結ぶ路線バス。近鉄バス大蓮線の廃止により交通空白地帯となった大蓮・金岡付近をカバーする路線である。かつての近鉄バス大蓮線とは違い、大蓮付近では府道173号から外れ、衣摺・大蓮地区の住宅地内にルートを取っている。八尾市のJR久宝寺駅 - 大阪市平野区の地下鉄出戸駅間を結ぶ路線バス。八尾市西部の交通空白地帯である竹渕地区をカバーする路線である。1975年（昭和50年）6月に「北海観光バス株式会社」設立。北海観光バスの後継者難から2008年（平成20年）に大阪バスの傘下となり、2010年（平成22年）6月1日に商号を変更。事業区域は札幌運輸支局、離島を除く函館運輸支局管内発着であるが、優良事業者に限定した営業区域の拡大施策により北海道全域となっている。所有台数は51台。なお恵山高原ホテルの観光貸切バス部門を起源とする（旧）北海道バス株式会社とは、一切の関係はない。札幌～函館間を1日6往復運転し、うち1往復は夜行便として運行する。3列シート車両を使用する。札幌市内は市電すすきの前と大通バスセンター前と札幌駅（旧Loft前）、函館市内は函館駅前バスターミナルと湯の川温泉で乗降を取り扱い、函館行は有珠山サービスエリアと八雲サービスエリアで、札幌行は静狩パーキングエリアと樽前サービスエリアで乗客降車が可能の途中休憩を行っていたが、現在は停留所の追加並び経路の調整が行われ函館側の始発が上湯川町（北海道観光バス本社前）まで延伸されている他、新函館北斗駅と五稜郭駅前、昭和4丁目、五稜郭公園前、函館大沼プリンスホテル（一部便のみ）に、さらに札幌側にも一部便のみ三井アウトレットパーク札幌北広島が追加されている。また途中休憩地点も函館・札幌両方向共に八雲サービスエリアと樽前サービスエリアに統一されている。北都交通、北海道中央バス、道南バスが同区間で運行する「高速はこだて号」と乗車券の相互利用などはできない。札幌～釧路間を1日4往復運転し、うち1往復は夜行便として運行する。3列シート車両を使用する。札幌市内は市電すすきの前と大通バスセンター前と札幌駅（旧Loft前）、白糠町内は白糠駅前、釧路市内では大楽毛駅前、鳥取神社（鳥取大通3丁目）、釧路駅前、釧路フィッシャーマンズワーフMOO前、湖陵高校で乗降を取り扱い、札幌・釧路両方向共に占冠サービスエリア・浦幌道の駅で途中休憩を行う。阿寒バス、くしろバス、北海道中央バスが同区間で運行する「スターライト釧路号」と乗車券の相互利用などはできない。1978年（昭和53年）6月15日設立。前商号は「三洋観光バス」で、2011年（平成23年）7月1日に大阪バス傘下となり現商号に変更した。事業区域は札幌運輸支局管内発着であるが、優良事業者に限定した営業区域の拡大施策により北海道全域となっている。所有台数は31台。1970年（昭和45年）4月に「東日本バス株式会社」を設立。2009年（平成21年）に大阪バス傘下となる。2013年（平成25年）5月23日に現商号へ変更した。事業区域は札幌運輸支局、離島を除く函館運輸支局管内発着であるが、優良事業者に限定した営業区域の拡大施策により北海道全域となっている。所有台数は35台。北海道新幹線開業に合わせて運行を開始。新函館北斗駅～函館市内間を結び、1日10往復運転する。東京バスグループでは初の一般路線バスである。全停留所間の相互利用が可能である。もとは近鉄グループの東京近鉄観光バス（1954年設立、東京バスグループでは最古）をクリスタルが買収し、2001年に「クリスタル観光バス」として最初に発足した会社であった。事業区域は東京都、千葉県、埼玉県川口市・草加市・八潮市と茨城県利根町。所有台数は79台。2013年11月に乗合自動車事業の許可を受け、東京特急ニュースター号の運行に加わる。阪神電気鉄道子会社の名古屋阪神観光バスをクリスタルが買収し、クリスタル観光バス（名古屋）を経て東京バスグループへ。事業区域は愛知県。所有台数は46台。2014年8月5日ダイヤ改正より名古屋特急ニュースター号の運行を担当し、名古屋朝発・大阪夕発の1往復を運行している。2008年に設立された。京都観光バスの社名はかつて名鉄グループの岐阜乗合自動車傘下にも存在したが同社との関係はない。事業区域は京都府と大阪府。所有台数は40台。2015年7月1日より、京都特急ニュースター号の一部便の運行も担当する。2002年に前田観光自動車の大阪営業所を分離して設立された。事業区域は大阪府と京都府。所有台数は17台。旧クリスタル観光バス（大阪）を買収。もとは名鉄グループの大阪名鉄観光バス・神戸観光バスと、南海グループの南海観光バス（南海電気鉄道の貸切バス事業を分社）の3社から成る。事業区域は大阪府と兵庫県。所有台数は111台とグループ最大。2014年4月1日をもって近畿観光バス株式会社から商号変更した。アクロス観光バス（大阪）を買収。前身は土佐電気鉄道の子会社であった不二観光バスで、事業区域は大阪府。所有台数は20台。2015年6月3日をもって東京バスグループ傘下となった。しろはと交通（福井）を買収。2016年6月をもって東京バスグループ傘下入りし、東京バスグループとしてはタクシー事業に参入することとなった。

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