「ロックンロール・オールナイト」 (Rock and Roll All Nite) は、アメリカ合衆国のロックバンド、キッスの楽曲。1975年3月19日にリリースされた彼らの3枚目のスタジオ・アルバム『地獄への接吻 (Dressed To Kill)』の収録曲。後にシングル・カットされ大ヒットした。そのキャリアを通じてキッスの象徴ともいえる代表的ナンバーであり、その後のほとんどのコンサートでエンディングナンバーとして演奏されるようになった。2008年、VH1が選んだ「最も偉大なハードロック・ソング (Greatest Hard Rock Song Of All Time)」の16位に選出。2枚目のアルバム『地獄のさけび』のリリースに合わせて行われた"Hotter Than Hell tour"でロサンゼルスに滞在中、ジーン・シモンズとポール・スタンレーによって書かれた。ツアーが2月に終了し、カサブランカ・レコードの社長ニール・ボガートはバンドに対し、(チャートアクションで苦戦する『地獄の叫び』に続く)新曲を速やかにレコーディングするよう要請(ボガートは、グループに「ロックンロール賛歌」のようなレパートリーが必要だと考えていた)。スレイドの『クレイジー・ママ(『Mama Weer All Crazee Now』)』にインスパイアされたこの曲は、スタンレーがコーラス部分を、シモンズがヴァース部分を書き、未完成のままお蔵入りした曲"Drive Me Wild"からパーツを流用して完成させた。バンドとボガートは、コーラス部分のレコーディングの際、スタジオに大人数のエキストラ(キッスのロードクルー、居合わせたスタジオ・ミュージシャン、ピーター・クリスの妻ほか)を連れ込み、歌と手拍子で曲を盛り上げた。ロード・クルーの何人かはジャケットのジッパーを上げ下げして効果音にした。1975年4月2日にシングル・カットされ(B面は「ゲッタウェイ(Getaway)」)、ビルボードシングルチャートにおいてそれまでの自己最高であった「キッシン・タイム(Kissin' Time)」の79位を抜いて57位まで上がった。その後、1975年10月に『地獄の狂獣 キッス・ライヴ(Alive!)』からシングル・カットされたライヴ・バージョンが12位まで上昇し、キッスがヒットチャートのTop20に送り込んだ初のシングルとなった。1996年には『キッス・アンプラグド』からシングル・カットされたアコースティック・ライヴ・ヴァージョンがビルボードのメインストリーム・チャート(Hot Mainstream Rock Tracks)で13位まで上昇した。発表されてまもなく、「レット・ミー・ゴー・ロックンロール(Let Me Go, Rock 'n' Roll)」に代わってライヴのエンディング・ナンバーとして使用されるようになり、『地獄の狂獣』,『アライヴ3』といったライヴ・アルバムにも収録されている。2002年のソルトレイクシティ冬季オリンピックの閉会式では、エース・フレーリー脱退前最後の演奏として披露された。
出典:wikipedia
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