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第三の選択

『第三の選択』(だいさんのせんたく、英語:Alternative 3)とは、1977年にイギリスのアングリア・テレビが製作し、1977年6月20日に放送されたドキュメンタリー風ドラマ番組である。日本ではフジテレビが1978年に放送し、日本テレビも矢追純一UFOシリーズのひとつとして1982年1月21日放送の木曜スペシャル『UFOと米ソ宇宙開発の陰謀!人類火星移送計画が極秘裡にすすめられている!?』と題して放送された。番組はまず、優秀な科学者や技術者らが相次いで死亡したり行方不明になったりしているという「事件」に迫り、彼らがある米ソ共同研究に関与していた「事実」を暴く。その中でも、ジョドレルバンク天文台に勤務する「バランタイン博士」は死の直前にあるビデオテープを学者仲間に送付していたという。番組はこのビデオを入手するが再生できない。番組は共同研究の内容に迫るが、やがて米ソによる秘密宇宙開発により人類が相当前から宇宙に進出していたという事実が浮かび上がる。シェーン・ライマー(Shane Rimmer)演じるアポロ飛行士の「ボブ・グローディン」(Bob Grodin)は、月面歩行中に奇怪な月面基地を見たと証言する。やがて研究の内容が明らかになる。1957年に開始されたこの研究では、人口急増と人間活動の激化による気候変動(より具体的には炭酸ガス濃度の上昇による地球温暖化)により、将来には地球に人が住めなくなることが問題とされていた。この事態を打開するため、科学者たちが多くの案の中から三つの選択肢を選びその可能性を探っていた。第一の選択肢は成層圏で核爆弾を爆発させ、汚染を宇宙へと逃がす。第二の選択肢は地下に都市を築いて人類をそこに住まわせる。しかしこれらは却下され、選ばれた人口だけを月を経て火星へ移住させる、という「第三の選択肢」が選ばれた。以後、米ソ両政府の手で実行に移されつつあるという。番組の最後では、グローディン飛行士の助けによりスタッフがバランタイン博士のビデオの暗号解読と再生に成功する。そこには番組放送時から15年も前の1962年5月22日に行われた米ソ共同の探査機による火星着陸が映っており、火星には空気があり、人類が居住可能な土地であることが報告されていた。さらに、ラストには、地中から人類の知らない「何者か」が出現するところが映し出されていた。この番組は制作者によってドキュメンタリー風に構成された、いわゆるモキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー、偽ドキュメンタリー)である。番組が製作された経緯は以下の通りである。アングリア・テレビが毎週制作していた「サイエンス・リポート」が1977年4月1日で最終回を迎えることから、制作陣はエイプリル・フール向けの嘘ドキュメンタリーを最終回とすることにした。その内容は、「冷戦下(しかもキューバ危機の前年)、更にアポロ月着陸の7年も前である1962年に、テラ・フォーミングさせた火星へ米ソの共同無人探査機が密かに着陸していた」という、陰謀論調の作品であった。番組内では様々な科学者へのインタビューが行われるが、それらはすべて虚偽の内容である。番組の最後には出演者の名前などがキャプションで流れた。翌1978年にはこの番組の脚本を基にした小説版「第三の選択」をレスリー・ワトキンス(Leslie Watkins)が著してSphere Books Ltd,(日本語版:たま出版、梶野修平翻訳、1981年)より出版している。またDVD版は2007年10月に発売されている。番組の最後に科学者を演じた役者の配役や「4月1日」というキャプションが流れることから、フィクションであることが判るようになっていた。しかしアングリア・テレビは4月1日の放送枠を確保することができず、6月になってからようやく放送された。放送直後から視聴者の電話がアングリア・テレビに殺到した。日本でフジテレビが深夜枠(帯番組の「スパイ大作戦」の予定を変更して特別番組を放送するという触れ込み)で放送した際も、「この番組は〇年〇月〇日にイギリスで放映されて大反響を呼びました」というテロップで始まり、驚愕のエンドシーンが視聴者を誤解させ、テレビ局や新聞社に問い合わせが殺到した。数日後フジテレビは読売新聞の「放送塔」に、本番組が「エイプリール」放送用のフィクションである旨回答している。日本では、矢追純一による演出で、さも番組がノンフィクションとして制作されたかのように扱われ、放送された。フィクションであるという指摘が行われても、矢追純一は「フィクションという形でしか発表できなかった」などと、番組の内容はノンフィクションであるという趣旨の発言を行っている。また、日本語版「第三の選択」の訳者である梶野修平は、本書のあとがきにてこの作品がフィクションであるという事について疑義を唱えている。米海軍所属の将校であり、宇宙人と政府が密約を結んでいるという主張を行っていたミルトン・ウィリアム・クーパーは自らの講演において、第三の選択の70%は真実であると語った。残りの30%は明らかに間違いと分かる情報が意図的に挿入されており、これはイギリスのテレビ局の暴露番組の信用を失わせる目的があったとしている。

出典:wikipedia

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