『悪役レスラーは笑う 「卑劣なジャップ」グレート東郷』(あくやくレスラーはわらう 「ひれつなジャップ」グレートとうごう)は、映画監督、ドキュメンタリー作家の森達也が、ナショナリズムという観点をベースに、力道山の時代の日系レスラー、グレート東郷の実像を追うという構成のドキュメンタリーである。2005年、岩波新書で発刊された。アメリカで悪役レスラーとして成功し、力道山の時代のプロレスにブッカーとして協力することによって日本のプロレスブームをつくるのに功績があり、力道山の死後、混迷した日本のプロレス界で複雑な動きをみせたグレート東郷の実像に迫ろうとしたドキュメンタリーである。元プロレス記者の桜井康雄や力道山の元秘書の吉村義雄や、元レスラーのグレート草津らのインタビューが記されるが、プロレスという虚構の世界に翻弄され、死後30年で生存する関係者も少なくなっていることから、著者の意図は必ずしも達成されることなく終わっている。
出典:wikipedia
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