『最前線』（さいぜんせん）は、星海社が2010年9月15日に開設したウェブサイト。プロ作家による書き下ろしの小説や漫画を掲載する。講談社の出資で2010年4月28日に設立された出版社である星海社が開設したウェブサイト。2010年9月15日の正午に一般公開開始。編集長を務めるのは、代表取締役副社長の太田克史。開設時には、小説では虚淵玄と元長柾木が書き下ろしの長編作品で参加した。また漫画では、映画化もされた小説「空の境界」の天空すふぃあによるコミカライズ版などが掲載された。『最前線』は、特別なプラグインなどを必要とせずに手軽に作品が読めるようにデザインされており、すべてHTML5で作られている。また、ウェブ上の著作権の管理についてはDRMフリー（DRM = Digital Rights Management、デジタル著作権管理）をうたっており、作品の一節を引用してTwitterに投稿するなどのコミュニケーションが可能になっている。2010年9月15日のオープンは「プレオープン」とされており、紙媒体との連動を開始する「グランドオープン」が冬に予定されている。2014年8月5日より、Twitter上で漫画を読めるサービス「ツイ4」を開始。サイト内では「フィクションズ」。サイト内では「コミックス」。一部の出版物をウェブサイト上で特別公開。期間限定の公開小説。サイト内では「最前線スペシャル」。『最前線』開設と同時に、星海社FICTIONS新人賞の募集が開始された。長編小説を募集するもので、優秀作品は『最前線』に掲載される。原稿の到着が間に合わなければ次回に繰り越し、編集部員が直接審査し座談会を公開する、キャッチコピーの記載を求めるなど講談社のメフィスト賞と類似しているが、受賞賞金がある、プロアマを問わない、原稿の上限が無い、原稿データの提出が必須、印刷原稿のフォーマットが星海社基準（1行30字x20〜30行）など、若干の違いがある。なお受賞賞金は『「星海社FICTIONS」の一年間の全売上げの1%を年間の受賞者数で割った額とさせていただきます』としているため、金額は変動する。

出典:wikipedia