岡本麻子（おかもとまこ、1977年8月30日 - ）は、日本のクラシック音楽のピアニストである。大阪府に生まれる。3歳よりヤマハ音楽教室でピアノを始め、井上直幸、竹内啓子らに師事。中学卒業後に上京し、桐朋女子高等学校音楽科に入学。高校卒業後に渡独し、フライブルク州立音楽大学にてミシェル・ベロフに師事。1999年に同音大大学院を最優秀の成績で修了。その後、ディーナ・ヨッフェの元で研鑽を積み、2000年にケルン国立音楽大学の演奏家資格コースに入学。同音大で、パーヴェル・ギリロフに師事。2002年から翌年にかけてローム・ミュージックファンデーションの奨学生。2004年に国家演奏家資格に合格、最優秀で修了。2004年12月、日本に帰国し、京都市立芸術大学音楽科非常勤講師、同志社女子大学音楽学部嘱託講師となる。繊細な音色と色彩感豊かな表現が特徴で、モーツァルト、シューマン、ショパン、フランス作品などを好んで演奏する。中でも、フランス人の現代音楽作曲家のオリヴィエ・メシアンの演奏においてはかなりの高評価があり、メシアン国際音楽コンクールでのガラ・コンサートにおいて、入賞者の中からただ一人抜擢され、メシアン作品の難曲「異国の鳥たち」をピエール・ブーレーズ指揮のもと再度共演を果たした。また、2008年には、メシアンのピアノソロの大曲「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」全曲リサイタルを東京・大阪と開催。近頃は、ソロだけではなく室内楽も意欲的に行っている。オーケストラ:仙台フィルハーモニー、日本フィルハーモニー、大阪フィルハーモニー、大阪交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、韓国・仁川フィルハーモニー、ロレーヌ・フィルハーモニー、フランス国立放送管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンテンポラン 等。指揮者:梅田俊明、西本智実、寺岡清高、柳澤寿男、北山幸男、カルロス・カルマー、ジャック・ラコンブ、ジルベール・ヴァルガ、ピエール・ブーレーズ 等。室内楽:大谷玲子、林 裕、池上英樹、樫本大進、幣隆太郎、長原幸太、文屋充徳 等。

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