顔ハメ看板(かおはめかんばん)では、観光地などで見られる看板状の物体について記す。単に「顔ハメ」あるいは「顔出し看板」などとも呼ばれる。英語では「comic foreground」(foreground=前景)。キャラクターが描かれた板の顔部分がくり抜かれており、撮影される人物が板の後ろ側に立ち、くり抜かれた穴から顔を出してその様子を撮影する。子供でも利用できるように後ろ側に踏み台が付けられていることが多い。記念写真用のアイテムとしてもっぱら観光地やレジャー施設に置かれているが、イベント会場などに設置される例もある。設置場所が城であれば武将など、描かれているキャラクターはその場所に関わるものが多いが「キャラクター」とは言い難いものも散見される。小説『金色夜叉』の舞台となった熱海に設置された「貫一・お宮」看板が国内で最初という説があるものの、その時期も含めて定かではない。かつては各地の観光地で地元の看板屋が作成していたというが、近年では印刷技術が進んだため手描きのものは減少している。なお、古い顔ハメには「フジカラー」のロゴが入ったものが見られることから、富士写真フイルムが「写ルンです」の販促用に製作したという説があるが、これは同社によって否定されている。1980年の「いい旅チャレンジ20,000km」の開催期間中には、主催した日本国有鉄道(現・JR)各線の始発・終着駅において、駅員の姿絵と駅名が描かれた「顔ハメ看板」が設置される例も多かった。台湾や韓国、ハワイに設置が確認されている。またルーマニアのブカレストにある農村博物館には顔はめ看板がいくつか存在する。
出典:wikipedia
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