


古ハングル(こハングル)とはハングル創成期にあって現在では使われていないハングルの字母、またはそれらを使用した古文のことを指す。朝鮮語では「イェタングル(옛한글)」「イェックル(옛글)」「アレアハングル(아래아한글)」と呼ばれ、日本語では「古ハングル」または「アレアハングル」と呼ばれている。また、口語では「アレア」と略することもあるが、アレアの本来の意味は古ハングルの字母の一つを指す。本項では現代における古ハングルの使用について述べる。上の定義の通り、古ハングルはアレアハングルとも呼ばれるのだが、それは古ハングルの代表的な字母である「」に見られるように初声字母の下に打つ点型の中声字母を「アレア」と呼ぶことに由来している。この点型の中声字母は「ㅏ[a]」「ㅡ[ɯ]」の中間音を表すもので、中期朝鮮語の発音には存在したが、現代朝鮮語では消えてしまった音声を表記したものである。「アレア」は現代朝鮮語に移行する中で大部分が「ㅏ[a]」に変化したため、この点型の中声字母を「下のア」つまり、「アレア(아래아)」と呼ぶようになった。古ハングルに見られるその他の字母もアレアと同様、当代にはあった音声が消滅したため使用されなくなったものであるが、アレアは発音の与否に関わらず20世紀初頭まで使用された。古ハングルは見た目が古風なため、ときおり、商標のデザインなどに使用される。最も代表的なのはハングルとコンピュータ社が開発したワープロソフト「アレアハングル」であり、そのロゴデザインは「」である。その他にもロゴデザインにアレアを使用するケースはときおり見られる。しかし、アレア以外の古ハングルを使用するケースはあまり見られない。古ハングルは一般人には不要のものであるが、古文を扱う研究者にとってたいへん重要である。しかし、コンピュータ上で古ハングルを表示させるには文字入力器やフォントの問題があり、扱いが簡単ではない。
出典:wikipedia
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