


レベルストークダム () は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州レベルストーク () から5キロメートル北に離れた場所にある、コロンビア川に建設された水力発電のためのダムである。発電所は1984年に完成し、198万キロワットの発電が可能である。水車発電機は初め4台が設置され、現在は5台目を増設する工事が行われている。ダム湖(人造湖)の名はレベルストーク湖 () という。ダムの運営はBCハイドロ () によって行われる。ダムの下流にはアロー湖 () があり、コロンビア川はアメリカ合衆国ワシントン州へと至る。当初設置された4台の水車発電機は日本の電機メーカー・富士電機によるものである。BCハイドロはピースリバーポーテージマウンテン発電所やジョルダンリバー発電所に富士電機製の機器を導入しており、その実績を評価してレベルストークダム用の水車発電機を富士電機に対して発注した。1台あたりの出力は49万5,000キロワットに達し、発電機(三相電磁石同期電動機)の回転子は外径13.6メートル、それを支える軸受には2,000トンもの荷重が加わる。発電用水車としてはフランシス水車を採用し、その重さは160トン。翼の形状はコンピュータを駆使した流れ解析技術によって最適なものとしている。レベルストークから北へ5キロメートル離れた場所に、レベルストークダム・ビジターセンター (Revelstoke Dam Visitor Centre) がある。この施設ではダムや水力発電に関することのほか、2009年からはファースト・ネーションと呼ばれるカナダの先住民であるセクウェップム族 () やオカナガン族 ()、クートニー族 () の人々の歴史や文化についての展示も行われている。劇場やギフトショップ、遊歩道が整備されている。BCハイドロは現在、5台目の水車発電機を増設している。完成すれば50万キロワットの出力増加となり、総出力は248万キロワットとなる。
出典:wikipedia
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