第9代ハディントン伯爵トマス・ハミルトン（、1780年6月21日 - 1858年12月1日）は、イギリスの保守党政治家。アザミ勲章勲爵士、枢密顧問官、王立協会フェロー。1794年から1828年までは「ビニング卿」（）の儀礼称号で称されていた。スコットランドの貴族代表議員を務めた第8代の一人息子として生まれる。母親のレディ・ソフィア・ホープは第2代の娘。エディンバラ大学を経てオックスフォード大学クライスト・チャーチで学び、1801年に学士号を、1815年に修士号を取得。1802年から1806年までコーンウォール州選挙区選出の、1807年の1月から5月までカンブリア州コッカーマス選挙区選出の、1807年から1812年までコーンウォール州選挙区選出の、1814年から1818年までコーンウォール州選挙区選出の、1818年から1826年までケント州ロチェスター選挙区選出の、1826年から1827年までワイト島選挙区選出の庶民院議員。彼は議会におけるジョージ・カニングの支持者であり、カニングが首相を務めていた1827年に「カウンティ・オヴ・ハディントンにおけるタイニンガムのメルローズ男爵」（; 連合王国貴族）に叙され、貴族院へ移った。なお1814年に枢密顧問官に列せられ、1828年に父親からスコットランド貴族の爵位である「ハディントン伯爵」を相続している。1831年にホイッグ党の第2代グレイ伯爵チャールズ・グレイが第1回選挙法改正案（; 選挙法改正法案）を提出したときは反対したが、後に意見を変え、1832年には賛成票を投じた。1835年、を組織したサー・ロバート・ピールの下でアイルランド総督（; アイルランド統監）に任じられる。1841年のではインドの総督就任を打診されたが断り、海軍大臣（; 海軍本部ファースト・ロード）として入閣。1846年に閣僚ポストの入れ替えが行われると王璽尚書となった。1844年に王立協会のフェローに選出された。1853年、アザミ勲章を受章。第4代マクルズフィールド伯爵の娘であるレディ・マリア・パーカー（1861年没）と1802年10月13日に結婚した。彼女との間に子がなかったため、メルローズ男爵は1代で断絶、ハディントン伯爵は又従弟のが相続した。

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