天の光はすべて星(てんのひかりはすべてほし)はテーブルトークRPG(TRPG)『ナイトウィザード』のリプレイ作品。2009年4月にエンターブレインから出版されたソースブック『ソウルアーツ』に書き下ろし作品として収録された。リプレイの執筆はゲームマスターでもある重信康が担当。イラスト担当は猫猫猫。本リプレイは、『ナイトウィザード The 2nd Edition』のソースブック『ソウルアーツ』において追加された2つの新キャラクタークラスのひとつ「同調者」のデモンストレーションの意味合いを持つ。重信康は同調者の基本データ作成に関わっており、『ナイトウィザード』のゲームデザイナー菊池たけしとシステムデザイナー遠藤卓司の勧めで、ゲームマスターを務める事になった。『ナイトウィザード』には珍しく、本リプレイの舞台は東京を離れ、「荒砥山市」という地方都市となっている。これはセッションに先立っての重信、菊池、遠藤の打ち合わせで「身近な舞台で活躍するウィザードの物語をやろう」という方向性が定まったため。リプレイのプレイヤーは遠藤卓司、大畑顕、小太刀右京、藤井忍である。本作のタイトルはフレドリック・ブラウンのSF小説『天の光はすべて星』から取られている。プレイヤーによって操作するキャラクター。PC。名前の横にカッコで記述されているのはプレイヤー名である。ウィザードクラス及びスタイルクラスの横のレベルはそのリプレイ開始時のものである。属性についてはスラッシュをはさんで左側が第一属性、右側が第二属性となる。なお、各キャラクターの総合レベルは1である。GMが操作するキャラクター。NPC。『天の光はすべて星』は、『ナイトウィザード The 2nd Edition』と『セブン=フォートレス メビウス』を連結する事件「第二次古代神戦争」の一環である。ただし、ファンブック『ブルーム・メイデン』に掲載された年表には記載されておらず、この事件がいつ発生したかは定かではない。これまでの『ナイトウィザード』公式リプレイにおける第二次古代神戦争の基本構図は「冥魔対ウィザード」であった。しかし『天の光はすべて星』において、「ノア」なる人物が第三の勢力として登場する。ノアの正体は、古くからの幻夢神の眷属である。彼は第一次古代神戦争においてシャイマール(=ルー=サイファー)やベール=ゼファー、メイオルティスら古代神と戦った戦士であり、世界結界の形成者の一人にしてそのコアである。しかしマジカル・ウォーフェアにおいて、第八世界表界のウィザードたちが、幻夢神の半身たるザ・ゲイザーを討ち倒した事で、ノアは、もはや世界結界は不要であり、幻夢神を覚醒させてそのもとに人類(すなわちウィザード)を結集させ、シャイマールら古代神と雌雄を決するべきであると判断した。彼が表界の行く先先でイノセントをウィザードに覚醒させているのは、やがて訪れる幻夢神の半身・TISの目覚めに備え、できるだけ多くの人類に生き残る機会を与えるためである。しかしノアの行動は、覚醒したばかりの未熟なウィザードが冥魔や侵魔に食い殺されたり、世界結界から切り離されたイノセントが消滅するなどの弊害をも起こしている。絶滅社は、荒砥山市での事件を担当したユイ=ヴァンを専従のスタッフとし、その動向を監視している。こののち、ノアに関する物語はファンブックやソースブックに収録されたシナリオ(『ブルーム・メイデン』の「ブルーム・メイデン」、『ファー・ジ・アース』の「救いと滅びの方舟」)で描かれることになる。
出典:wikipedia
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