『ピクニック』("Picnic")は、1955年に製作・公開されたアメリカ映画。1953年にブロードウェイで初演され、ロングランを続け、ピュリッツァー賞を受賞したウィリアム・インジの戯曲『ピクニック』の映画化。舞台演出もしたジョシュア・ローガンが監督、ウィリアム・ホールデンとキム・ノヴァクが主演した。シネマスコープ作品として撮影されている。9月の第1月曜日――労働休日の朝、ハルという若者がカンザスの小さな町に貨車から降りる。無一文だが、ようやく線路沿いにあるポッツ家の庭仕事で朝飯にありつく。上半身裸で仕事をする姿が、庭つづきのオウェンス家から見える。離婚したフロー夫人、姉娘マッジ、妹娘ミリー、同居人のローズマリーの4人暮らしだ。ハルは大学時代の友人アランを頼って町にきたのだが、穀物倉庫を手広く経営するアランは歓迎してくれる。夏の最後の一夜を楽しむために、町中総出でピクニックに出かける習慣がある。マッジはアランと、ローズマリーはハワードと、ハルもアランから自動車を借りてミリーと参加する。禁酒のカンザス州なのに、ハワードがウィスキーを忍ばせて来る。教師のローズマリーはウィスキーのおかげで陽気になり、ダンスを始めるが、ミリーは踊り方を知らない。見かねたハルが踊って見せる。近づいて来たハルとマッジの踊りに周囲の人たちも溜息をもらす。ローズマリーがハルにからみ出した頃、ミリーが悪酔いをして大騒ぎ。すべてがハルの仕業とされる。そんなハルをマッジが慰める。ひねくれ気味のハルにマッジの体が押しかかり、2人の唇が合わされる。マッジを取られた腹いせにアランがハルを自動車泥棒だと訴え、町を追い出される。その夜、隣町のハワードの家に泊まったハルはこっそりマッジを呼び出して結婚を申し込むが、返事を聞かないうちに貨車が来たので飛び乗る。フロー夫人は「女が美しいのは数年だけ、まだ19、来年は20、次は21、すぐに40よ」と送り出す。間もなく、ハルを追ってマッジがバスに乗った。
出典:wikipedia
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