ポルトアレグレ地下鉄(ポルトガル語: Metrô de Porto Alegre)は、ブラジルのリオグランデ・ド・スル州の州都であるポルト・アレグレ市と、その郊外を走る通勤用の電化鉄道である。ブラジル連邦政府とリオグランデ・ド・スル州が共同で設立したTrensurb(ポルトアレグレ都市内鉄道会社)という公企業により運営されている。一般には地下鉄と解釈されているが、路線は全線、地平にあるか高架構造であり、現状では地下区間は存在しない。営業している路線は現在のところ1号線の1路線のみであり、路線延長は33.6km、駅数は17駅である。1日あたり17万人が利用する。ポルト・アレグレの都心と、郊外のカノアス市、サンレオポルド市などとを結ぶポルトアレグレ地下鉄1号線は1980年に着工された。このルートは国道BR-116号線の渋滞を緩和するために選択された。この地下鉄1号線はポルトアレグレの都心の中央公共市場の近くのメルカード駅からサプカイア駅までが1985年5月2日に開通した。1997年11月にはウニシノス駅まで延長された。ウニシノス駅から現在の終点のサンレオポルド駅までは高架区間を含んでおり、2ヶ月間の試乗期間を経て2000年11月に延伸開業した。線路は複線、軌間は1600mm(広軌)、電化方式は直流3000V架空線式、レールは115ポンド(57kg/m)、枕木はコンクリート製のバイブロック式、最小曲線半径166m、最大カント量160mm、最急勾配2.5%である。営業車両の100系はMA車(制御電動車)+RA車(中間付随車)+RB車(中間付随車)+MB車(制御電動車)の4両編成からなるステンレス鋼車体を持つ電車である。三井物産を主幹事とする日本連合企業体の手により1984年に全25編成が製作され、輸出された。内訳は日本車輌製造が11編成、日立製作所が8編成、川崎重工業が6編成である。ピーク時には最大19編成が使用され、最小運転時隔は4分である。電車は機能上は最大12両連結まで可能だが、プラットフォームの長さは190mであり、また現在のところ列車はすべて4両編成である。車両の冷房装置は運転室にのみ設置され、車体屋上には抵抗器と換気グリルが設置されているほか、両先頭車にはZ形パンタグラフが2基ずつ搭載されている。側窓上部にはルーバーが設けられている。側扉は片側4扉で、車体長手方向で見た場合、線対称になっていない(窓1つ分位置がずれている)。座席は主にプラスチック製のロングシートで、扉間には一方向き固定クロスシートが千鳥に配置されている。客室と運転室との間の仕切りにはドアが無いほか、車両間の貫通ドアは内開きとなっている。
出典:wikipedia
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