『The 3rd Birthday』(ザ・サード バースデイ)は、2010年12月22日にスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Portable用ゲームソフト。略称は『T3B』。『パラサイト・イヴ』、『パラサイト・イヴ2』の流れを汲み「アヤ・ブレア」を主人公としたゲームの3作目。前2作で重要な役割を果たしたミトコンドリアの反乱は登場せず、新たな物語となっている。ゲームジャンルは「アクションRPG」とされているが、従来のシリーズ作に比べるとアクションシューティング的な要素が強く、「オーバーダイブ」という他のキャラクターに乗り移って戦うシステムが搭載されるなど、システム面も一新されている。前作までのユーザーだけでなく、新規のユーザーにも遊んでもらいたいとの考えから完全新規のタイトルとして制作された。また、今作からキャラクターに対して本格的に声優を起用している。テーマは「時間」。2013年の絶望的な状況から過去の人間の肉体に「オーバーダイブ」することで、歴史を変えて行くのが目的となっている。連続サスペンスドラマのように1ミッションは1~2時間ほどで終了し、次の話に続くように展開する。本作の主人公アヤ・ブレアは装備を変えることで「コスチュームチェンジ」を行うことができ、その中には『ファイナルファンタジーXIII』の主人公ライトニングと同じコスチュームが存在する。UMD版とPlayStation Storeで販売されるダウンロード版の2種類が発売された。UMD版には初回生産限定特典として2011年3月3日発売の『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』の登場キャラクターの一人であるライトニングがアヤ・ブレアと同じコスチュームを使用可能になるプロダクトコードカードと、2011年2月25日発売の『ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム』のプロモーションカード「アヤ・ブレア」が同梱された。2007年5月12日に開催された「スクウェア・エニックスパーティー2007」で、製作発表がなされた。当初はNTTドコモの携帯電話端末であるFOMAで配信予定とされていたが、2008年8月2日に開催された「DKΣ3713」にてPlayStation Portableでの発売に変更になったと発表された。もともと続編を作ろうという企画は前から上がっていたが、『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』の完成が直前に迫った時点で本格的に開発企画があがったという。このシリーズで売り上げが伸びれば、続編を据え置き型のゲーム機で展開していく可能性もあると発言している。ミトコンドリアの反乱に端を発した1997年12月のマンハッタン島封鎖事件、2000年9月のN.M.C.(ネオ・ミトコンドリア・クリーチャー)事件はアヤ・ブレアの活躍によって幕を閉じた。それから10年の時が流れた2010年12月24日、新たな異形の存在がニューヨークに出現した。捻れた外見からツイステッドと呼ばれたその奇妙な生物は人間を捕食し、爆発的な繁殖力を持っている。ニューヨークはツイステッドの巣「バベル」が出現したことにより壊滅状態となった。アメリカ合衆国政府は対ツイステッド対策チーム(Counter Twisted Investigation/略称CTI)を組織した。CTIは過去を変えることで、現在を変えるという「オーバーダイブ・システム」と呼ばれる新たな装置を開発し、ツイステッドに対抗しようとする。アヤは過去の記憶を失っていた所をCTIに保護され、唯一のオーバーダイブシステムの適合者となった。悪夢のバベル出現から3年が過ぎた2013年12月24日。アヤ・ブレアのオーバーダイブによるツイステッドとの戦いが始まる。今作の敵であり、時間の歪みから生まれた謎の生物。遥か未来で突如発生した未知の生物であり、爆発的な繁殖を続けた後、その時代の人類全てを食い尽くすと、時間を逆走し始めるという習性をもつ。その繰り返しの果て、ついにアヤたちの時代に到達する。「ツイステッド」という呼称は外見の特徴である『捻じれ』からつけられた。ニューヨーク市に突如「バベル」と呼ばれる巣を出現させ、その場所を本拠地に餌を求めて行動を開始する。彼らに攻撃されると、全身に激痛が走り血が噴き出し、壮絶に死んでしまう。血しぶきや、周りの空間なども捻れてしまうという特徴があり、絶望的な戦力を持ちながらも、動き、行動、間合いも想像の範疇を超えている異質な存在である。
出典:wikipedia
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