< 2011年 | 2011年のスポーツ日本中央競馬会(JRA)は、2010年(平成22年)11月19日に中央競馬の主だったスケジュールを発表。平地の地方競馬は2010年12月14日にダートグレード競走の格付けが発表され、2011年3月14日に2012年3月までの日程が発表された。また、これまでに2012年3月までに施行するダートグレード競走の日程と、東京大賞典が地方競馬としては初の国際GIとして12月29日に施行であること、及び「ジャパンブリーディングファームズカップ」当日に新競走「JBCレディスクラシック」が創設されることが発表されている。なお、3月11日に発生した東日本大震災により、JRA・地方競馬ともに競馬開催の中止や日程の変更など大きな影響が出た。中京競馬場のスタンドの全面改築工事が実施されている中で、前年に続き例年と異なる開催日程となった。この年も中山金杯・京都金杯を実施する初日は例年通り1月5日となった。また、中京競馬が開催できない関係で本年は京都と小倉開催を拡張して対応している。例年中京競馬場で行われる高松宮記念を本年に関しては阪神競馬場で開催し、同日の最終レースに毎日杯を施行した。このほか、施行後3年目を迎えるレパードステークスがGIIIに新規格付けされ、エリザベス女王杯の前哨戦にあたる府中牝馬ステークスをGIIに格上げするなどの変更が行われた。競馬場別の開催実績、及び日割は以下の通り。年間総売上は2兆2935億7805万3600円(前年比:94.5%)、総入場者数は615万1105人(前年比:91.3%)で、ともに前年割れ。地方競馬全国協会が公表した平成23年度の地方競馬開催成績によると、全国の売得金(売上)総額は3314億3768万2700円(前年度比:99.5%)で前年割れとなったが、1日平均売得金額は2億3724万9600円(前年度比:102.0%)で前年を上回った。一方、全国の総入場人員は371万3877人(前年度比:93.8%)で前年割れとなった。JRAとの指定交流競走(重賞)は古馬の短距離路線として「オーバルスプリント」(9月8日、浦和競馬場・ダート1400m、南関東地区の重賞から格上げ)、牝馬路線および「JBCレディスクラシック」のトライアル競走として「レディスプレリュード」(9月29日、大井競馬場・ダート1800m、TCKディスタフの名称変更)が新たに追加・施行される。このほか、さきたま杯が統一JpnIIに格上げされる変更が行われている。以下の各競馬場における日程予定は「平成23年度」となる4月から2012年3月までのもの。前年度より1週早めて4月16日に開幕し、2012年3月26日まで26回・154日開催(前年度比:3日増)開催。例年通り全日程を帯広競馬場で開催し、重賞競走は前年度と同じく25競走を施行。ナイター開催は6月18日 - 10月10日までの51日間(増減なし)。金曜日で祝日となる9月23日と12月23日も「3連休に合わせてイベントを開く」として開催。売得金総額は103億6190万800円(前年度比:98.1%)、総入場人員は24万5782人(前年度比:99.3%)で、ともに前年割れ。本年も全日程門別競馬場でナイター競走(グランシャリオナイター)にて実施され、4月29日から11月17日まで15回・80日開催(前年度比:増減なし)。重賞競走は22競走(前年度比:1競走減)を施行。フロイラインカップと華月賞が廃止され、コスモバルク記念(5月5日、ダート1800m)を新設。特別競走としてグランシャリオ門別スプリント(6月30日、ダート1000m、習志野きらっとスプリントの北海道・東北地区トライアル競走)が施行された。また2歳馬の競走では地方競馬全国協会の「平成23年度新馬導入推進助成事業」による付加賞金の交付(1着50万円、40競走程度)やジャパンブリーダーズカップ協会の支援で未勝利戦の賞金増額を行った。一方、2歳馬におけるJRA認定競走の賞金(8月から)やブリーダーズゴールドカップ・北海道スプリントカップの賞金、3歳以上馬の出走手当などは減額された。スタリオンシリーズ競走(勝馬の馬主に「特定種牡馬への次年度の種付権」を付与する競走)は本年も継続された。売得金総額は114億7311万6800円(前年度比:102.1%)で前年を上回ったが、総入場人員は4万9889人(前年度比:99.0%)で前年割れとなった。2011年3月5日に当初日程を発表したが、直後の3月11日に発生した東日本大震災の影響で開幕を延期。5月14日-12月5日まで盛岡競馬場のみで開催予定としていたが、水沢競馬場の復旧にめどがついたことから水沢でも12月10日から2012年1月9日まで開催した。競馬場ごとの開催実績は以下の通り。2場をあわせた売得金総額は145億9442万9000円(前年度比:79.4%)、総入場人員は24万1740人(前年度比:79.1%)で、ともに前年割れ。当初水沢競馬場で施行予定だった重賞競走は日高賞とビューチフル・ドリーマーカップが盛岡競馬場に変更されたほか、当初発表した以下のポイントについても大幅に変更された。競馬場ごとの開催実績は以下の通り。4場をあわせた売得金総額は1990億2108万2100円(前年度比:101.1%)で前年を上回ったが、総入場人員は142万6285人(前年度比:97.1%)で前年割れとなった。ダートグレード競走の格上げやJRAとの指定交流競走の追加以外の変更事項は次のとおり(太字は3月6日発表の追加変更点)。東日本大震災の影響で開催日程を変更したほか、予定していた重賞競走も一部が中止・延期された。競馬場ごとの開催実績と発売成績は以下の通り。名古屋競馬の主な変更点は次のとおり。県営・市営をあわせた開催実績は21回・78日(前年度比:6日減)。売得金総額は95億7812万1800円(前年度比:102.1%)で前年を上回ったが、総入場人員は23万1091人(前年度比:88.8%)で前年割れとなった。主な変更点では白山大賞典の総額賞金が増額され1着3100万円となること、「HITスタリオンシリーズ」の新設が挙げられる。本年度は姫路競馬場での開催がなく、全日程を園田競馬場で施行。競馬場ごとの開催実績は以下の通り。売得金総額は314億3180万2000円(前年度比:101.7%)で前年を上回ったが、総入場人員は57万65人(前年度比:97.7%)で前年割れとなった。兵庫ダービーも園田競馬場で施行。また兵庫大賞典は5月5日、新設重賞として園田FCスプリントが6月23日に施行。22回・96日開催(前年度比:11日増)。売得金総額は83億6741万5100円(前年度比:110.0%)で前年を上回ったが、総入場人員は15万4424人(前年度比:95.0%)で前年割れとなった。19回・94日開催(前年度比:増減なし)。売得金総額は71億4695万900円(前年度比:118.5%)で前年を上回ったが、総入場人員は5万7334人(前年度比:92.8%)で前年割れとなった。21回・101日開催(前年度比:増減なし)。売得金総額は102億7074万800円(前年度比:98.5%)、総入場人員は33万2809人(前年度比:93.7%)で、ともに前年割れ。12回・50日開催(前年度比:21日減)。売得金総額は36億5290万300円(前年度比:75.3%)、総入場人員は6万3460人(前年度比:69.4%)で、ともに前年割れ。荒尾競馬組合は2011年12月23日をもって全ての競馬開催を終了し、競馬事業を廃止することを12月1日に発表。12月23日の第12回荒尾競馬5日目(全9競走)をもって、1928年の競馬場開設以来83年の歴史に終止符を打った。なお、荒尾競馬場におけるJRAの場外発売(ウインズ荒尾)は引き続き行われているほか、他地区地方競馬の場外発売も2012年3月まで荒尾競馬組合が行った後、2012年4月より日本レーシングサービスが引継ぎ、施設名も「BAOO荒尾」に変更。場外発売所「ニューウェーブ大崎」は2012年3月で閉鎖された。3月11日に発生した東日本大震災による競馬への影響や、以降の関連する出来事は以下の通り。2012年1月6日発表2012年1月11日発表2011年よりサラ系は牡馬・牝馬別で表彰されるようになった。地方競馬(ばんえいを除く)は「地方通算」のものと「中央・地方通算」があるが、それぞれ出典に拠った。記載は氏名(達成地、達成日)の順。()内に重賞勝鞍、もしくは実績を示す。
出典:wikipedia
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