NHK BSプレミアム(エヌエイチケイ ビーエス・プレミアム)は、2011年(平成23年)4月から日本放送協会(NHK)が放送している衛星基幹放送の一種別のテレビジョン放送で国内放送でもある。リモコンキーIDは「3」。1984年5月、1チャンネルで試験放送が開始されたNHK衛星放送は、1985年12月以降地上波放送の難視聴対策を目的として2チャンネルで放送された。当初は旧衛星第1テレビ放送(BS1)が総合テレビ、旧衛星第2テレビ放送(BS2)が教育テレビの同時・時差放送だったが1987年7月から衛星放送の編成見直しに伴い旧BS1が独自の編成となったため、旧BS2は総合・教育の混合編成を軸としていた。その後1989年6月の本放送開始以後はチャンネルの分担を明確なものにするためニュースとスポーツは旧BS1、エンターテインメント(映画・演劇・音楽他)・文化番組は旧BS2が請け負うという形を取った。その後2000年12月から、ハイビジョン推進協会からチャンネルを引き継いだNHKハイビジョン放送(BShi)が開局。当初はハイビジョン普及のために地上波やBS1・2との同時・または時差放送を含め総合編成としたが、2007年1月以後は主に文化・エンターテインメントの番組を中心にした編成とした。2008年に総務省が2011年7月のデジタル放送完全統合化を念頭に置いた「NHKの衛星放送の保有チャンネル数のあり方に関する研究会」の議論を受けて、衛星放送の再整理・統合を行う方針を決め、BS2とBShiを統合する方針を固める。これを受けて2010年はBS2とBShiの連携で文化・エンターテインメント番組の強化を図り統合へ向けた準備を展開。2011年3月31日24時の放送終了を以て旧BS2とBShiの放送は「廃止」となった。そして、2011年4月1日6時の放送開始「BSプレミアムキックオフスペシャル」のオープニング特番から旧BShiのBS103(ID3)を引き継いで、新しい衛星ハイビジョンチャンネル「NHK BSプレミアム」として「新開局」を果たした。BSプレミアムは旧BS2・BShiで行った文化・エンターテインメント番組をより強化し連続テレビ小説と大河ドラマの先行時差放送を除き、原則としてBSのオリジナルコンテンツを多数放送していく。ロゴマークはプレミアム(Premium)の頭文字"P"をモチーフにしており、「BS1」と同じくHappy and Happyの甲谷一が制作した。キャッチコピーは、「見るべきテレビが、ある。」 → 「BSで逢いましょう。」 → 「BSプレミアムはBS3チャンネル」が使用されたが、2016年10月改編時点では設定されてない。NHKの放送波で「プレミアム」の名称が付くチャンネルはそのほかにも海外向けの「NHKワールド・プレミアム」がある。こちらは娯楽・教養だけでなくニュース・情報番組、スポーツ中継も編成された有料放送(スクランブル配信)・無料放送(ノンスクランブル)が混在する国内向け放送番組を中心とした日本語放送専門のチャンネルであるが、ワールド・プレミアムでもBSプレミアムの一部番組が放送されている。ちなみに、旧3波体勢の時にBS2で行っていた報道番組は原則放送しない。但し国内で巨大地震・津波等の大規模災害が発生した場合の緊急有事が生じた場合は総合系の各チャンネル共通の緊急放送を流す場合がある。なお、速報テロップは原則として地震情報(太平洋・インド洋で大規模地震が発生した場合も含む)と緊急地震速報のみで表示を行い、「NHKニュース速報」の速報テロップ表示は2013年8月30日から運用された特別警報の速報テロップのみ表示され、それ以外の一般ニュースの速報テロップは原則として行われない。また、BSシネマの一部作品など画面アスペクト比4:3の番組が放送される際、4:3テレビを使用している場合は自動的に4:3サイズに拡大される画角の付加が行われている。放送開始にあたっては、新たにBSプレミアムで取り扱う7つのジャンルが明確に定められ、編成は以下に示す7つのジャンルに基づいて行われることになった。7ジャンルについては「より質の高いものを提供する」という方針も示されたことから、同じジャンルの中でも一部カテゴリーについては扱わないとされ、問題となった。特にそれが顕著となったのは最後の「シアター」で放送開始当初、日本国内の商業演劇については扱われなかったばかりか地上波でも日本国内の現代演劇を扱う番組が姿を消したことから、これに反発する演劇団体がNHKに公開質問状を出す事態となった。更に、衛星放送開始当初から編成されてきた『NHK紅白歌合戦』も波別の棲み分けを強化するNHKの基本方針によりアナログ放送終了とともに衛星波での放送が打ち切られたことが番組公式サイトなどで明らかにされた。毎日5:00(JST)を基点とした24時間放送である。但し、年数回、主に午前3時台の数十分程度、放送設備点検(画質改善や、チャンネルの追加など)が生じるため、放送休止となる時がある。時刻の切り替えはデジタル・アナログ共にクロスカット。デジタル放送の時刻フォントは、これまで使用されたデジタル衛星ハイビジョンのものと同じデジタル数字(7セグメント)であり、若干右寄りに表示されている(BS1もハイビジョン化により、同様のフォント・位置になっている)。アナログ放送は、これまでの衛星第1・衛星第2と同じ丸いフォントで表示されていた。2014年3月31日からBS1、BSプレミアム共に地上波と同じ丸いフォントに変更された。2011年4月の開局当初から、データ放送(NHKデータオンラインも参照)を使った双方向番組の一環として、「BSドラマイル」「BSキッズマイル」というサービスを開始した。2014年4月からはこれを統合して「BSマイル」と改めている。NHK BSプレミアムで放送される指定された番組を一定時間視聴すること(ただし録画視聴ではポイントがたまらない場合もある)でポイントを獲得し、その獲得点数に応じて、番組関連グッズへの交換や、公開生放送・収録番組(一部はNHKネットクラブ会員登録必須<一般・プレミアム会員の双方とも対象となるものと、プレミアム会員限定となるものとがある>)への参加申し込みが可能となっている。マイル付与対象作品は、番組冒頭で「BSマイル対象」と書かれた字幕が表示される。当初はドラマ(国産、外国ドラマを問わず)、およびアニメなど児童向け番組が対象であったが、「BSマイル」と改められてからは、バラエティー、ドキュメンタリー番組なども対象となっている。またこれとは別で、NHKネットクラブ会員限定のサービス(連続テレビ小説、大河ドラマの先行放送時に行うスタンプラリー他)もある。
出典:wikipedia
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