北米回廊(英語:CANAMEX Corridor)は、アメリカ合衆国を経由してカナダとメキシコとを結ぶ連絡路のこと。北米自由貿易協定で提案された現在のところ高速道路のみが指定されているが、鉄道やパイプライン、光ケーブル網なども提案されている。カナダ43号線は ブリティッシュコロンビア州ドーソン・クリークより先アラスカ・ハイウェイへ連絡。4号線は米加国境から先となる。米国上記の指定路線のみでは、途中で回廊が分断されている。ひとつながりの経路にするためには上記に加え、, , を加える必要があるものの、正式な指定は受けていない。メキシコアメリカ合衆国通過分に関しては優先路線(High Priority Corridor)として特別に整備されている。北米自由貿易協定で北米回廊に指定された路線は最低4車線に拡幅することとされている。現在、米国通過分が84%、メキシコ国内が86%まで拡幅整備済み。一方、カナダ分については2007までに全区間の整備が完了している 。目下、米国国道93号線の建設、モンタナ州グレートフォールズ内の州間高速道路15号線の拡幅、及びフェニックスでの分断区間の解消が進められている。北米自由貿易協定で鉄道路線も北米回廊に指定することとなった。ユニオン・パシフィック鉄道(The Union Pacific Railroad)が既に州間高速道路15号線に併走するネバダ州ラスベガスからカナダまでの路線と、アリゾナ州フェニックスからメキシコまでの路線で列車を運行しており、おおよそ北米回廊に沿っている。但しラスベガスからフェニックスを直接結ぶ路線はなく、現状ではカリフォルニア州バーストウまで迂回しなければならない。現状では2箇所で回廊が分断されてしまっている。ひとつはネバダ州とユタ州の間に存在する。これは形式上分断されているだけで、実際の道路は繋がっている。すなわち、ネバダ州からユタ州へは州間高速道路15号線を使うことになっているものの、両州間を15号線を使って直接行き来することはできない。途中15号線はアリゾナ州を通過するが、北米回廊に15号線のアリゾナ州区間は指定されていないので、形式上回廊が分断されている。鉄道路経由の場合は15号線の北西を走るため、アリゾナ州を経由せずに両州間を往来することができる(ユタ州Berylとネバダ州Piocheの間を線路が走っている)。2点目はアリゾナ州フェニックスでの分断箇所である。正式には当地で州間高速道路10号線から米国高速道路93号線へと連絡することになっているが、93号線はフェニックスの北西、アリゾナ州Wickenburgまでしか伸びておらず、10号線とは距離がある。10号線へは米国高速道路60号線を経由することになるが、60号線はフェニックスの西郊を走る一般道で、北米自由貿易協定の定める道路規格を満たしていない。上記にフーバーダムを加えた3点が北米回廊整備上の障壁とされており、問題解決のための案がいくつか挙げられている。フーバーダムを迂回するThe Mike O'Callaghan – Pat Tillman Memorial Bridgeが2010年11月を目途に完成の予定。またWickenburgとフェニックス間の分断区間についてはアリゾナ州道303号線を改良・延長して北米回廊に組み込む案がでている。
出典:wikipedia
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