鷲ヶ岳(わしがたけ)は、岐阜県郡上市と高山市にまたがる飛騨高地の標高1,671mの山。日本三百名山およびぎふ百山の一つに選定されている。別称は、「雲ヶ嶽」(雲ヶ岳 くもがたけ)、「雲ヶ峰」。第四紀前期の120万-107万年前ごろに形成された古い火山で、現在は浸食が進み火山の原型は残っていない。古生代から新生代の地層を基盤とし、それを新規安山岩が覆っている。ひるがの高原の南東に位置する。山頂部はクマザサで覆われている。山岳リゾートとして開発され、西斜面にはスキー場、ゴルフ場があり、ニューパークひるが野には別荘地があり避暑地となっている。西山腹の鷲ヶ岳スキー場には、ボーリングによる鷲ヶ岳温泉の施設がある。山名の由来は、「1221年(承久3年)7月に藤原(鷲見)頼保が勅命によって、この近くに棲む大鷲2羽を退治して献上した」(鷲見大鑑)という伝説による。以後この雲ヶ峰が鷲ヶ岳がと呼ばれるようになったとされている。山麓には、高鷲町、鷲見川、鷲見、向鷲見、大鷲などの「鷲」を冠する地名が多い。各方面からの登山道がある。残雪期に南側の白尾山から稜線伝いに登られることもある。登山道の周辺にはクマザサが生い茂っていて、コブシ、ブナなどの広葉樹林が点在する。山頂からは、白山、大日ヶ岳、御母衣湖、北アルプス、御嶽山などが眺望できる。南北に尾根が延びその東側が高山市荘川町(旧荘川村)、山頂から西に尾根が延びその北側が郡上市高鷲町(旧高鷲村)、その南側が郡上市白鳥町(旧白鳥町)である。明治初年ごろまで鷲ヶ岳と烏帽子岳との鞍部を通り、高山市荘川町一色と郡上市明宝寒水(かのみず)奥の宮を結ぶ「荘川道」が利用されていた。両白山地の大日ヶ岳の東南東に位置し、尾根の南側には白尾山がある。以下の主な源流の河川は日本海と伊勢湾へ流れる。日本海側の庄川と太平洋側の長良川との分水嶺となる山。周辺には以下のスキー場がある。岐阜県道316号鮎立恩地線と岐阜県道321号ひるがの高原線が西山腹を通過していて、「やまびこロード」と呼ばれている。その西山腹を東海北陸自動車道が通り高鷲インターチェンジが最寄りのインターチェンジである。西山麓を通る国道156号の道の駅大日岳からこの山を望むことができる。周辺の山域には林道が敷設されている。
出典:wikipedia
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