『グランヒストリア 〜幻史世界記〜』(グランヒストリア げんしせかいき)はバンプレストから1995年に発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。既存のキャラクターを主題にしたゲームを多く発売してきたバンプレストが出した、異色のオリジナル作品。20年後に訪れる破滅を回避するため、未来の歴史を書き換えていくのがゲームの目的であり、プレイヤーの選択が何人もの登場人物の生死を左右する。西洋風ではなくアジア・中東風の世界を舞台としており、「剣と魔法」のみならず銃も登場する。音楽は舞台にあわせて東南アジア系のものを用いている。油絵調の背景や大きめのキャラクターなどグラフィック面にも力が入れられているが、音楽データに容量を割いたためにそれ以上の画像は追加できなかった。スーパーファミコンの性能では構想を活かしきれなかったわけであり、「あと1年待てばプレイステーションで出せたのに」「そうすれば年表の表現もいろいろできた」とメインスタッフの 會川昇と南原順が述懐している。速水奨のナレーションによるテレビコマーシャルの効果もあって知名度は決して低くはなかったが、作品自体は埋もれてしまった。歴史の書き換えというシステムの斬新さが低年齢層にとっては不安の種となり、購入につながらなかったという見方がある。ゲーム発売時のアンケートハガキによれば、発生頻度が高い戦闘に関しての評価が分かれる一方で、ストーリーは好評だったという。グラン大陸にはザの神とゲの神、2種の神を奉じる者たちがいた。両者は対立しつつも均衡を保っていたのだが、やがて力の天秤が一方に傾きすぎ、大陸全体の破滅を招いてしまった……。これが世界記に書かれた未来の歴史である。グラン大陸を救うべく現れた主人公は、世界記の力により未来を知る予言者として人心をつかみ、運命を変えようと行動する。信仰同様に2系統に分かれており、それぞれ習得できるキャラクターが決まっているが、主人公だけは両系統を使える。戦闘時の画面は平面的なものではなく、プレイヤーキャラクターの前後左右に加えてそれぞれの上空にも敵が配置される。これをドームバトルシステムと呼称する。逃走時は敵のいない方向を向く必要があるため、四方を囲まれた場合は逃げることはできない。グラン大陸を破滅の未来から救うため来訪した存在。肉体を持たないため、現地の人間の体に宿って活動する。そもそも主人公が何者なのかは劇中ではほとんど明らかにされず、ザ神の創造主の故郷である宇宙のかなたよりもなお遠いどこからかやってきたとしか語られない。南原順は「自分(プレイヤー)がブラウン管の中の世界に介入して、歴史を変えることができるのかというのが、一つのテーマだった」と述べている。
出典:wikipedia
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