タオ語()またはヤミ語()とは、台湾(中華民国)台東県の沖合にある蘭嶼に住む先住民、タオ族の言語である。タオ語は他の台湾先住民の言語と同じオーストロネシア語族に属しているが、他の台湾先住民の言語は台湾諸語に属すのに対し、タオ語はマレー・ポリネシア語派に属している。マレー・ポリネシア語派はオーストロネシア語族最大のグループであり、タオ語はこの語派の中では最北の言語である。このマレー・ポリネシア語派のうち、タオ語はフィリピン諸語のグループの一員で、さらにそのうちのに属している。バタン諸語はフィリピン最北端のバタン諸島の先住民の言語で、その中のの話すとタオ語は近縁であり、通訳なしで意思疎通が可能である。タオ語はかつて、タオ族の間で日常的に使用されていたが、近年の若い世代は中国語(台湾華語)しか話せない者も多く、タオ語と日本語しか話すことのできない老人世代との間でコミュニケーション障碍が起きている。母音は4種類である。i / e / a / u子音は20種類ある。p / b / m / v / t / n / l / r / d[D] / s [S] / z[Z] / c[tsj] / j[dzj] / k/ g / ng/ h/ ' / w / y[j]一人称複数形の代名詞は、聞き手を含む場合(包括形)と聞き手を含まない場合(排除形)で使い分けられる。タオ語の数詞は台湾諸語とフィリピン諸語の中間的特徴を持っている。日本統治時代の影響でタオ語には日本語からの借用語が多く、キリスト教関連のことばも日本語を経由してタオ語に入っている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。