茂木 啓三郎（もぎ けいざぶろう、1899年8月5日 - 1993年8月16日）は、日本の実業家。キッコーマン中興の祖。同社社長として、個人醸造家の集合体を近代経営化し業界トップ化した。千葉県海上郡富浦村（現旭市）生まれ。成東中学（現千葉県立成東高等学校）を経て、1926年に東京商科大学（現一橋大学）を卒業し、野田醤油（現キッコーマン）に入社。大学では上田貞次郎ゼミに参加。入社後まもなく、労働争議を解決し、創業家茂木家の養子となる。1962年から1974年まで社長。1972年にはアメリカ合衆国にしょうゆ工場を建設。醤油事業を海外で成功させ、業容を拡大した。キッコーマン中興の祖とされた。社団法人如水会理事長、千葉県経営者協会名誉会長、千葉県教育委員会委員等も歴任。1993年脳出血のため千葉県野田市の病院で死去。享年94。茂木友三郎（元キッコーマン社長）、茂木賢三郎（独立行政法人日本芸術文化振興会理事長）は子。

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