すばらしき わが人生(すばらしき わがじんせい)とは、創価学会系列企業であるシナノ企画から発売されていたビデオ作品のシリーズである。創価学会系列企業であるシナノ企画が制作、販売していた。すべてVHSビデオである。1992年(平成4年)2月1日に発売された「すばらしきわが人生」(第1作)以降、Part6までの作品が制作されたが、同社のVHS作品取り扱い中止に伴い、2010年(平成22年)12月21日の最終受付をもって販売終了となったことが2011年(平成23年)1月5日に発表された。なお、Part3については、2004年前半から欠番扱いとなり、となっていた。内容は創価学会に入信している有名人や芸能人へのインタビューであり、出演者は主に入会前と入会後の人生についてどう変わったかといった信仰体験を語り、入会を呼びかける構成となっている。また、各作品は殆どが3人構成であり、冒頭の紹介については3人の名前の下線などが学会の旗の色である3色に倣ったものとなっている。2007年ごろから動画投稿サイトのニコニコ動画においてこのシリーズ(主にPart2の久本雅美の登場シーンとPart4の創価学会杉並区婦人部の地区担当員(当時)と柴田理恵の会話シーンほか、主にシナノ企画が制作した創価学会への信仰体験をテーマにしたインタビュー・対話形式シリーズのビデオ)が人気を博している。特に、Part2の久本が池田大作名誉会長から漫才を褒められて「頭がパーン」となったと語るシーンはMAD素材の定番として知られていた。以前より、学会関連ビデオは創価学会員・非学会員が学会の批評や宣伝目的にWinnyといったP2Pソフト、アップローダーサイトなどによって流通されていたが、YouTubeやニコニコ動画などの動画投稿型のサイトが主流になってくると、そこに集中してアップロードする傾向が出てきた。しかし、あくまで非公式のアップロードであるため著作権侵害による権利者(シナノ企画)の申請で動画が削除される事が多かった。そして、2007年11月に非学会員と思われるニコニコ動画のユーザーが、MADムービーの素材として、動画内のシーンを切り貼りし、任天堂スーパーファミコンソフト『星のカービィ スーパーデラックス』内のゲーム、グルメレースのBGMに乗せて編集した作品「久本雅美の頭がカービィのBGMに合わせて爆発したようです。」を投稿する。この動画は権利者削除されているが、削除されたことに不満を抱いたユーザーが元動画のソースを再投稿を行い、あるいは悪ふざけで大量に動画を投稿したり、別の勧誘ビデオにアニメやテレビ番組などを合わせて編集した新しいMADムービーが作られ続けた。しばらくの間、削除されたら再投稿し、また削除され再投稿といたちごっこにも似た流れが続いたが、2008年7月から権利者による動画削除が激減する。また、ニコニコ動画の運営も一部の動画を除いては、動画投稿を黙視している傾向がみられる。これ以降、創価学会の勧誘ビデオを用いたMADムービーは、同じようにネット上に出回る動画をMADの素材として使用されたゲイ・ポルノ男優のビリー・ヘリントン、元テニスプレーヤー松岡修造などと同様に「実写系(人物)MAD」のジャンルの一つとして確立するようになる。主に久本雅美がその中核を成し、現在ではエアギターのエアと久本を合わせた「エア本さん」という造語が生まれ、実在の本人と区別するかのように渾名されている。これらの動画は創価学会の信仰の宣伝・批判というよりは皮肉・パロディの意味合いを含む動画が大半で、編集次第によっては宗教色は薄れ音楽性・芸術性にも富んだ作品が多く作られている。多くのジャンルが混合するニコニコ動画内で一応の市民権は得ていても、「宗教」という扱いづらいアンダーグラウンドなジャンルとして一線を画しているのが現状である。現在、この『すばらしきわが人生』や、これまでニコニコ動画に投稿されてきたこのようなMADムービーのメジャーな素材として使われてきた映像の所有権、著作権はほぼ創価学会に譲渡されており、2013年頃より、主にこの素材を使った該当する動画が「創価学会が保有する著作権の侵害」等といった理由で一斉削除。又、MADムービー製作者及びアップロード者に対して、プロバイダ責任制限法に基づき、氏名、住所、メールアドレス、IPアドレスなどの情報の開示の同意を求めるような情報開示請求メールが創価学会経由で運営会社のニワンゴからに対し送られており、多くのMADムービー製作者が該当する動画(又は自分のアカウント)等を自主削除、もしくは非公開のような形にすることが増え続けており、このような動画が減る傾向にある。2013年10月22日には、創価学会がISPであるGMOインターネットを相手取りアップロード者の情報開示を請求した裁判において、東京地方裁判所は創価学会の主張を認め情報開示を命じる判決を出した。
出典:wikipedia
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