アルフレッド・ブルーム(Alfred Bloom、1926年 - ) は、主にハワイで活動する仏教学者で、ハワイ大学名誉教授。篤信の門徒で、「ハワイの妙好人」とも呼ばれる。ブルームは、1926年に米国ペンシルベニア州フィラデルフィアでユダヤ人家族の末っ子として生まれたが、その頃母親は教条主義的キリスト教徒に改宗したばかりだった。1944年に軍隊に招集され、ペンシルベニア大学で日本語を学んだ後、占領下の日本で軍務についた。その際の経験から、人権や社会正義の問題に目覚めた。当初は日本で教条主義的キリスト教を広めようとしたが、その頃のキリスト教牧師達が聖書の文言を説明するのに阿弥陀仏を譬えに用いていたことから浄土真宗に出会うこととなった。1951年に、イースタン・バプティスト神学校を卒業したが、在学中にそれまで固持していた教条主義的聖書解釈に疑問を持ち、やがてそれを捨てた。その後、1953年までアンドーバー・ニュートン神学校で神学をさらに学んだ後、ハーバード大学ヤンチン研究所で日本語や中国仏教を学び、親鸞の教えを知った。龍谷大学にも留学し、1963年に『親鸞の生涯と思想』でハーバード大学から博士号を授与された。1959年から1961年にかけて、ブルームはハーバード大学の世界宗教研究所(Center for the Study of World Religions)のプロクター(proctor)や同大学神学校の比較宗教学のティーチング・フェローとなった。1961年の一時期には、ニュートン・ジュニア・カレッジで比較宗教学の講師を務めた。1961年から1970年の間は、オレゴン大学で、1970年からはハワイ大学マノア校に移って教鞭を取った。ハワイの日系人には門徒が多く、真宗研究がさらに進んだ。1986年~1988年にはカリフォルニア州バークレーにある仏教大学院の交換教授として真宗学を教え、学院長も務めた。ブルームは、幅広い視野で真宗を研究し、また、真宗の教学から社会参画型仏教を引き出し、インターネットを利用した真宗教育を促進させた。1999年には仏教伝道協会から第33回仏教伝道文化賞を受賞した。・Takeuchi, Yoshinori (1999). Buddhist spirituality: later China, Korea, Japan, and the modern world. Crossroad. p. 222. ISBN 9780824515966.[edit]External links
出典:wikipedia
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