鈴木 儀雄(すずき よしお、1935年 - )は、日本映画およびテーマパークの美術監督。東京都出身。多摩美術大学彫刻科在学中の1954年に東宝スタジオのアルバイト募集を見て開米栄三の助手として初代のゴジラスーツ製作に参加。1959年に大学を卒業し3カ月契約で東宝の特撮の撮影助手となる。その後、1961年より美術スタッフに転向。1968年に円谷英二に抜擢され、『マイティジャック』より円谷プロに美術監督(本編)として出向。以降、『戦え! マイティジャック』や『恐怖劇場アンバランス』『独身のスキャット』『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』といった一連の円谷プロ作品の美術監督を担当。とくにウルトラシリーズでは本編(特撮以外のドラマパートをさす)と特撮美術の美術の監修も行い、登場するキャラクター(怪獣やヒーローなど)やメカのデザインを総合的に担当。サイケデリックともいえる斬新かつ奇抜なデザインセンスを発揮してシリーズに新機軸をうちだし、同時期の同種の特撮番組のキャラクターデザインにも影響を与えるほどであった。自身の怪獣のデザインについて「怪獣は非調和の象徴で他をよせつけない排他的な存在」として、全身に無数の突起をつけたとコメントしている。1975年に東宝側より東宝映像に復職を指示される。後年は 東京ディズニーランドをはじめとしたテーマパークのデザイン、企画、演出も手がける。これらテーマパークの制作の合間に、映像作品の美術も平行しておこなっている。代表的なものとしては、平成ゴジラシリーズの「VSシリーズ」最終作『ゴジラvsデストロイア』の本編美術を担当。Gフォースの作戦室のセットデザインは『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』の防衛チーム(ZAT、MAC)の作戦室のセットデザインを彷彿とさせる斬新なものであった。また、海外の映画では香港映画『北京原人の逆襲』(ショウブラザーズ)の特撮美術、北朝鮮映画『プルガサリ』の特殊美術(怪獣デザイン含む)を担当した。短い時期には明星高等学校の講師も務めていた。近年、世田谷文学館でのイベントでゴジラやウルトラマンについての子ども向けの講演を行なっている。
出典:wikipedia
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