札幌市資料館(さっぽろししりょうかん)は、北海道札幌市中央区にある、札幌市の資料館。札幌市の歴史と文化について、様々な物が展示・紹介されている。1973年(昭和48年)11月3日に開館した。建物は札幌控訴院庁舎として司法省会計課の設計により1926年(大正15年)8月に建てられたもので、1997年(平成9年)に国の登録有形文化財に北海道内で初めて指定された。2006年(平成18年)8月1日より民間の指定管理者が管理、運営を行っている。裁判所の移転を受けてその建物を利用して開館した。大通公園の西に隣接し、東端のさっぽろテレビ塔に対し、東西に長い公園の西を締めくくる位置にある。「北海道文学館」の移転を受けて1995年(平成7年)9月28日に新装開館し、市民向けのギャラリー6室と札幌出身の漫画家の「おおば比呂司記念室」が開設されている。「札幌市文化資料室」の移転後に内部が大幅に改装され、2006年(平成18年)11月3日に大正時代の控訴院の法廷が復元されて公開された。1979年(昭和54年)3月8日には建物の半分の貸与を受けて「北海道文学館」が開設され、その事務局も設置されていたが、1994年(平成6年)11月に竣工した北海道立文学館が1995年(平成7年)9月22日に開館することに伴って移転した。そのため、1985年(昭和60年)4月には札幌市にゆかりのある作家の資料を集めて「札幌文学展示室」が開設されたほか、1984年(昭和59年)11月3日に札幌出身の作家の「船山馨記念室」が開設されるなど文学関連の資料・展示がかつては豊富であった。1977年(昭和52年)11月3日に「札幌市考古資料室」が開設されたが、2006年(平成18年)4月には「札幌市文化資料室(現・札幌市公文書館)」として旧豊水小学校跡へ拡張する形で移転している。現在札幌市資料館がある建物は、函館から移転して設けられた札幌控訴院のために、1924年(大正13年)に建築が始まり、2年後に完成した。途中、財政難と関東大震災によって規模を縮小する設計変更を余儀なくされた。下部構造は鉄筋コンクリートで、上に煉瓦を積み、外壁に札幌軟石を用いている。札幌控訴院が戦後に札幌高等裁判所になっても用いられた。札幌軟石は、戦前には主に装飾用に盛んに用いられたが、戦後には石資源の枯渇もあって、採石はほとんどされなくなった。札幌軟石の建築物は、建て替えとともに消えていき、今では数えるほどしか残っていない。札幌市資料館の建物は、1997年5月に国の登録有形文化財に登録された。1987年(昭和62年)5月から夜間にライトアップされている。
出典:wikipedia
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