『猿の惑星』(さるのわくせい、"Planet of the Apes") は、アメリカのSFドラマ。映画『猿の惑星』の続編として20世紀フォックステレビジョンによって制作され、1974年にCBSで放送されたが、人気は振るわず、第1シーズン (全14話) のみで放送を終了した。なお、ラロ・シフリンが音楽に参加している。日本では1975年5月1日から9月18日までフジテレビ系列の木曜20時から20時55分に吹き替えで放送された。ナレーターは大木民夫。一話完結作品。舞台は映画版と同じ猿の支配する未来の地球だが、年代はオリジナルの約10年後である3965年になっている。映画版との最大の違いは、人間が不自由なく言葉を話せること、その身分が奴隷だけではないこと(基本的に猿の方が上位ではあるが、少なくとも映画版よりは社会的立場が認められている)、生存可能な地域が旧米国領の大部分に跨るほど広大になっていること。更には、「脱走」していない人間であれば、「旅行」することも許されている。また、へりくだりさえすれば自由に意見を述べることも許される。人間の職人が存在する。人間が馬に乗ることは許されてはいないが、領主(猿)が目こぼしをすることもある。かつて人間が世界の支配者だった頃の文明の遺物(書籍・小型核兵器・精密機械類)が所々に残されており、猿社会の支配者層(ゼイウス議長やウルコー将軍らのような幹部クラスの猿たち)に人間が決して下等な存在ではないという共通認識がある。主人公は、チンパンジーのゲイラン(ロディ・マクドウォール。吹き替えは植木等)。地球時間1988年8月19日に未知の惑星圏を飛行中の、アラン、ピート、ジョーンズら3名の宇宙飛行士の搭乗した宇宙船が、突然のタイム・ワープに襲われて未知の惑星へと不時着(ジョーンズは、その時に死亡する)。無事だったアラン・ヴァードン(ロン・ハーパー。吹き替えは羽佐間道夫)とピート・バーク(ジェームズ・ノートン。吹き替えは井上真樹夫)の2人は、そこが未来の地球だと知った直後に捕らえられ処刑されかけるが、唯一の理解者となったゲイランと共に逃亡。宇宙船から回収した小型ディスクを頼みに過去の時代へと戻る方法を探し、未来社会をあてもなく放浪する。ゴリラのウルコー将軍(マーク・レナード。吹き替えは小林清志)と、その部下達が主敵として登場し、一行(1匹と2人)を執拗に追跡、あるいは遭遇する。日本の放送では、番組のオープニングとドラマ部分の最後にナレーションが入る。オープニングのナレーション — 「地球時間の1988年8月19日、三人の宇宙飛行士が、ある任務のため大気圏外を飛行していた。ところが、未知の惑星を飛んでいたとき、突如タイムウォープに襲われ、宇宙船は、再び地球へとはじきだされた。だがそのとき地球は、なんと二千年後の地球だったのである。そしてさらに、その地球を支配していた者は…」ドラマ部分最後のナレーション — 「アラン・ヴァードン、ピート・バーク、それにゲイランの三人は、ふたたび、苦難に満ちた逃亡の道を歩き始める。だが、三人の行く手には、必ず何かが待ち受けている。ここは、猿の惑星なのだ」オープニングのナレーションでは「1988年8月19日」と言っているが、オープニングの映像には「SHIPTIME AUG 19 1980」という表示があり、本来の設定では「1980年8月19日」が正しい。オープニング映像では斜線付きゼロが使用されているため、見間違えた可能性がある。また、オープニング映像には「EARTHTIME JUN 14 3085」という表示もあり、「二千年後」というナレーションは、3885年と見間違えたことによるものである可能性がある。ドラマの中では宇宙船の日付が「3 21 3085」で止まっており、本来は「少なくとも千年以上の未来」という設定である。日付は1974年のCBSでの初回放送。
出典:wikipedia
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