マルクス・ヴェルバ（Markus Werba, 1973年11月14日 - ）は、オーストリア・ケルンテン州ヘルマゴール郡出身のバリトン・オペラ歌手である16歳より声楽を学ぶ。クラーゲンフルト音楽院、ウィーン国立音楽大学卒業（ラルフ・デーリング、ロベルト・ホルおよびヴァルター・ベリーに師事）。イタリア、オーストリア、スロベニア、日本でのコンクールで優勝歴を持つ。大学卒業と同時にジョルジョ・ストレールの最期の演出となったミラノ・ピッコロ座『コジ・ファン・トゥッテ』のグリエルモ役に出演。1998年から2年間ウィーン・フォルクスオーパーに在籍し『魔笛』『ドン・ジョヴァンニ』『愛の妙薬』『ドン・パスクヮーレ』『チェネレントラ』『こうもり』『メリー・ウィドウ』などに出演した。2005年にはザルツブルク音楽祭に『魔笛』のパパゲーノ役でデビュー。『ナクソス島のアリアドネ』のハレルキン役で2006年スカラ座、2008年ロイヤル・オペラ・ハウス、2010年メトロポリタン歌劇場デビューした。2010年9月にはパパゲーノ役でウィーン国立歌劇場にもデビューした。ヴェルバはモーツァルトのオペラに出演が多く、パパゲーノ役はベルリン・コーミッシェ・オーパー、ザルツブルク州立歌劇場、チューリッヒ歌劇場、パリ・オペラ・バスティーユ、パレルモ・マッシモ劇場、ボローニャ市立劇場、カリャリ歌劇場、フェラーラ市立劇場、カルロ・フェリーチェ劇場、トゥールーズ・キャピトル劇場、リヨン歌劇場、ナポリ・サン・カルロ劇場、ザルツブルク音楽祭、ロサンゼルス・オペラ、ウィーン国立歌劇場、アルゼンチン・コロン劇場などで演じている。ヴェルバはモーツァルトとロレンツォ・ダ・ポンテのオペラ三部作に、リヨン歌劇場2006年『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役、2007年『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵役、2009年『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールで出演。サントリーホールのホール・オペラ®で2008年『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵役、2009年『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、2010年『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役に出演した（指揮：ニコラ・ルイゾッティ、演出：ガブリエレ・ラヴィア）。さらにフェニーチェ歌劇場で2010年『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールを演じ、この公演はDVD化される予定である（指揮：アントネッロ・マナコルダ、演出：ダミアーノ・ミキェレット）。2011年9月にフェニーチェ歌劇場で『ドン・ジョヴァンニ』を再演。10月に『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵役に2012年2月に『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役で出演した（指揮：アントネッロ・マナコルダ　演出：ダミアーノ・ミキェレット)。2013年ザルツブルク音楽祭にてワーグナーのニュルンベルグのマイスターシンガーでベックメッサーを好演した。ベッリーニブラウンフェルスブリテンカヴァッリドビュッシードニゼッティコルンゴルドレハールマルシュナーモーツァルトロッシーニトーマスチャイコフスキープッチーニシューベルトシューマンヨハン・シュトラウス2世リヒャルド・シュトラウスヴェルディワーグナーDVDCD

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