永瀬 隆(ながせ たかし、1918年 - 2011年6月21日)は、陸軍通訳であり、泰緬鉄道建設の現場に関わった証言者。岡山県倉敷市生まれ。1941年青山学院文学部英語科を卒業。同年12月、英語通訳として陸軍省に入省する。1943年、タイに赴き、泰緬鉄道の建設にあたり、『建設作戦要員』として通訳に従事する。40万人のうち12万人が死んだといわれる捕虜虐待の現場に出くわす。後に、このことについて証言する。1945年9月、イギリス軍の墓地捜索隊の通訳となる。1946年7月、日本に帰国。千葉県立佐原女子高等学校などに勤務後、帰郷して1955年から倉敷市で英語塾『青山英語学院』を経営する。1964年より、毎年タイを訪問し、泰緬鉄道建設に駆り出されて病死などで死亡した連合国兵士およびアジア人兵士労働者を慰霊する。1986年には、タイにて『クワイ河平和寺院』を建立する。同年、タイの青少年に奨学金を授与する目的で、『クワイ河平和基金』を設立し、代表となる。同年に、岩波ブックレット「『戦場にかける橋』のウソと真実」を、著書として出す。1995年から横浜市でイギリス連邦軍戦死者の追悼礼拝を開催。2002年、イギリス政府より特別感謝状を受けた。2005年、読売国際協力賞を受賞する。2011年6月21日、胆のう炎のため岡山県倉敷市の病院で死去。93歳没。2013年にオーストラリア・イギリスで制作された映画『レイルウェイ 運命の旅路』では、真田広之(青年期は石田淡朗)が永瀬役を演じた。
出典:wikipedia
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