『前巷説百物語』(さきのこうせつひゃくものがたり)は、角川書店から刊行されている京極夏彦の妖怪時代小説集。上方から江戸に流れてきたばかりで、まだ駆け出しだった又市が、「御行の又市」になるまでの物語。主要登場人物は巷説百物語シリーズを参照。なじみの遊女が何度も見受けされては戻されることを繰り返すことに疑念を持った又市。そんな又市の前で、彼女は人を殺してしまったと告白する。その場に居合わせた角助はその「損」を買ってやろうと持ちかけるが…。正月に舞い込んできた荻仇討ちがらみの仕事。お甲は今回に限って仕事を降りることは許さないという。又市たちは真相を探っていく。又市のもとにやってきた角助は、ある厄介な依頼を受けてしまったと話す。立木藩の江戸お留守役が腹を切った。それを仕組んだ又市たちゑんま屋は何者かに命を狙われる。道玄坂にある縁切り堂の黒絵馬に名前を書かれたものは3日以内に死ぬという。その仕掛けをつぶすため、一文字狸の使いとゑんま屋が動き出す。稲荷坂の祇右衛門の仕掛けをことごとくつぶしてきたゑんま屋にとうとう祇右衛門の魔の手が迫る。仲間がどんどん殺されていく中、又市は御燈の小右衛門とともに、見えない敵の祇右衛門に立ち向かう。
出典:wikipedia
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