『さばげぶっ!』("Survival Game Club!")は、松本ひで吉による日本の漫画作品。『なかよし』(講談社)にて、2011年1月号より連載中。高校を舞台に、女子高生たちが部活動としてサバイバルゲームに興じるギャグ漫画である。2016年4月現在、単行本は11巻まで刊行されている。2014年7月より9月までテレビアニメが放送された。これを記念して、同じく講談社の『モーニング』2014年32号および『週刊少年マガジン』2014年34号に「出張版」が掲載されている。梧桐(あおぎり)学園高校に転校した女子高校生・園川モモカはその初日、電車内で痴漢行為を働こうとした男に絡まれるが、同じ高校の先輩・鳳美煌に助けられる。実は彼女は「サバイバルゲーム部」(略称:サバゲ部)という部活の部長で、モモカを大変気に入って無理やり部に加入させた。かくして、モモカはサバイバルゲームに明け暮れる日々を送ることになる、かと思いきや、実際にはサバイバルゲームそっちのけでバカなことをやらかすサバゲ部の面々に振り回されるのだった。2013年9月3日にテレビアニメ化が発表され、2014年7月より9月まで放送された。『みつどもえ』『ゆるゆり』『琴浦さん』『恋愛ラボ』に一貫して関わってきた監督の太田雅彦、副監督の大隈孝晴、シリーズ構成のあおしまたかし、音楽の三澤康広などに加え、本作ではアームスが親会社のstudioぴえろ+名義でアニメーション制作を担当しており、エンディングアニメーション作画監督を担当した宮澤努などアームス所属者も実名で参加している。また、エフェクト監修として同職で知られるアニメーターの橋本敬史、銃器・装備監修としてイカロス出版の『MC☆あくしず』などで知られるイラストレーターの大藤玲一郎、銃器監修協力としてホビージャパンの『月刊アームズマガジン』編集部がそれぞれクレジットされている。ナレーションは俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えを務めている玄田哲章が担当しており、作中にもシュワルツェネッガーが出演した映画のオマージュが盛り込まれている。また、このナレーションは作中のサバゲ描写のいい加減さ(眼の負傷を防ぐためのゴーグルを着けずに発砲するなど)のフォローや、発砲による出血描写が登場人物たちの妄想によるものであることの強調も担っている。太田は本作以前での作品実績から女子ものの作品を依頼されることに考えるところがあったが、本作については少女漫画でサバゲという内容がいつかアクションものをやりたいと思っていた太田の嗜好と合致し、依頼を快諾した。そのため、本編にはシュワルツェネッガー映画以外のアクション映画のオマージュも多く盛り込まれている。なお、主人公のモモカが原作以上に腹黒い外道と化すシーンが描かれたり、物語の舞台となる梧桐学園が原作では共学なのに対してテレビアニメ版では女子高となっているが、こういった設定変更については太田が本作をBD購入者への深夜アニメとして原作を壊さない範囲で調整し、視聴者の年齢層を上げようと考えた結果である。本作が太田との初仕事となるキャラクターデザインの工藤昌史についても、彼の絵にコンペで惹かれるものを感じた太田による起用である。基本的に原作同様のギャグ要素が内容の大半を占めるが、アニメオリジナルのものも織り交ぜられているほか、第7話Aパートでは農作物を食い荒らす野生動物による食害や、それを防ごうと奮闘する猟師の高齢化による減少などの社会問題を取り上げたシリアスな内容も描かれている。なお、同話の脚本を担当した鴻野貴光は大日本猟友会の会員にして東京都猟友会武蔵村山地区に所属しており、取材協力として大日本猟友会以外にも東京都猟友会武蔵村山地区長や、三進小銃器製作所立川店長がクレジットされている。また、第12話Bパートでは講談社の本社ビル26階のレセプションホールが実写で登場し、美煌によって同社社長や『なかよし』連載作家陣のことが挙げられるなど、メタフィクション調のギャグも盛り込まれている。2014年3月23日にAnimeJapan 2014のオープンステージでスペシャルトークショーが開催され、同年3月22日に発表された主要声優陣5人に加えてカモの着ぐるみが登壇した。また、同年6月28日にはスペースFS汐留で第1話の先行上映イベント「TVアニメ『さばげぶっ!』7月まで待てない!できたて第1話をみんなで見ようの会っ!」が開催され、こちらにも主要声優陣5人に加えてカモの着ぐるみが登壇した。放送終了から5か月後の2015年2月15日には舞浜アンフィシアターでイベント「さばげぶっ!ゲスかわ☆ガールズ JAPAN TOUR 2015 FINAL」が開催され、主要声優陣5人に加えてカモの着ぐるみ、石動やよい役の松井恵理子、からあげ☆レモン役の荒井聡太、ナレーションの玄田哲章が登壇した。
出典:wikipedia
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