警察犬(けいさつけん)とは人間の4千倍~6千倍といわれる犬の鋭い嗅覚等の能力を高度に訓練し、足跡追及能力や臭気選別能力を警察など法執行機関の捜査活動に利用するものである。また警戒犬や攻撃犬としても使用される。歴史的には軍用犬や番犬、猟犬から発展した。警察犬を最初に使用したのは19世紀末ドイツのヒルデスハイム市警察とされる。日本の警察犬には、警察が所有し使用する直轄犬と警察が実施した試験に合格し警察から非常勤の警察犬として認められた嘱託犬の2種類がある。また広義には日本警察犬協会が警察犬としての能力を認定している7犬種を警察犬ということもある。日本では1912年に警視庁がイギリスから警察犬2頭を採用したのが始まりである。訓練においては、服従訓練・嗅覚訓練・警戒訓練が行われる。2004年時点では、警視庁鑑識課だけでも32頭が使用され、その他各道府県警鑑識課でも使われている。亡くなった警察犬については、1968年に東京家畜博愛院に警察犬慰霊碑が建立され、年に2回慰霊祭が行われている。なお、警視庁警備部警備二課には警察の捜索活動を行う警察犬だけではなく爆発物探知や犯人制圧や災害救助犬のように被災者の捜索救難など複数の任務を行う事が可能な警備犬がいる警察犬種として日本警察犬協会が指定するものは7種。さらに民間の嘱託警察犬には指定犬種以外のもので、警察の嘱託を受ける犬がいる。2013年10月現在、小型犬種の警察犬は和歌山県警・奈良県警・鳥取県警(2頭)および熊本県警の6頭。
出典:wikipedia
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