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マンゴネル

マンゴネルとは、城壁に投射物を投げ放つためのカタパルト、攻城兵器の一種。中世に使用された。名称はギリシア語・ラテン語のmanganonに由来し、「戦争用の装置」を意味するこの言葉の正確な語義には議論の余地があり、幾種かの仮説が示されてきた。これは平衡錘投石機(トレビュシェット)の名称である場合があり、また作動に際し人力で補助された固定式カウンターウェイト型の投石機もそう呼ぶことが可能だった。またフレームを用いる特定の形式のものも、こう呼ばれた。マンジャニーク( 転写: 、 転写: )は同じ語に由来し、様々な種類の投石機にあてはまる。これは異なる時代または場所で、複数の種類の装置に言及していたか、一般用語であったことがありうる。現代の用語では、しばしばカタパルトはオナガーの中世の形態の名称として用いられるが、歴史的には少数の証拠しか存在しない。マンゴネルは、後に導入されたトレビュシェットよりも低い投擲精度を有した。トレビュシェットは火薬の発見と広範な使用により短い運用に終わった。マンゴネルはトレビュシェットと比較し、投射体を低軌道かつ高初速で投擲した。また防壁を超えて打ち込むよりもむしろ、防壁を破壊することを目的とした。これはより野戦に適していた。マンゴネルは、重量のある投射体を、支持腕終端の椀状に整形されたバケットから放った。このバケットはスリングに比べて多量の岩を放つことができた。これはオナガーとの相違点である。スリングは、射撃に用いる力が強化されるとバケットに交換された。戦闘において、マンゴネルは、岩や燃焼物を射ち出した。ファイアーポットは衝撃で炎上する可燃物を充填した容器だった。また他には、攻撃や防御に当たる部隊が、即座に利用できたものを投げつけた。もっと変わった投射物とは、部分的に腐敗を起こした動物や人間の死体、頭部を含むもので、脅迫や士気喪失、または防御側に疫病を蔓延させるために用いられた。この戦術はしばしば効果的だった。不十分な食料の補給、これはしばしば品質低下や腐敗を招き、防御側の狭隘な居住空間や劣悪な衛生と組み合わさった。これらと有害な小動物の来襲は、疫病の蔓延について理想的な筋書きを提供した。しかし注意すべきことに、マンゴネルが果たす主要な任務とは、ことに中世の戦闘においては城壁や都市の防壁、インフラを打ち崩すことであり、兵員の殺傷ではなかった。予測不能で強力な打撃は、建造物や防壁など、面積が大きい固定目標の攻撃に最適だった。中世のマンゴネルはローマ時代のオナガーと異なる意を持ち、これは固定式のカウンターウェイトを持つ攻城兵器にもっと似ており、トレビュシェットに類似していた。トレビュシェットとの唯一の相違点は固定式のカウンターウェイトを持ち、これを人力で引き下ろすことであった。この方法では熟練した兵員が従事し、この装置の兵長はマンゴネルに用いる力の強さを調節することが可能だった。マンゴネルは終端にフックの付いたロープによって低められ、装填状態にされるが、このフックはまた別の、牽引装置に繋げられたロープと結合した。牽引装置としては滑車を複合した装置、ギアを複合した装置、または動物を用いた牽引システムがあった。メインロッドはこのロープを引いて低められる。ひとたびロッドが低められると、作業に従事する者たちには、投射体が置かれるスリングの取り付け部に注意する責任が生まれた。マンゴネルが装填されると、兵長はメインロッドを解放する指示を与え、また同時に兵員たちはカウンターウェイトへ接続するロープを引いた。マンゴネルの兵員には通常20名程度を要した。もし兵員がよく訓練されていれば、この装置は投射体の発射軌道の高低をコントロールすることも可能だった。しかし、もし兵員の熟練が非常に欠けていた場合、この投射体は友軍歩兵や、兵員自らを殺傷する危険性さえあった。三国時代の中国において、霹靂車と呼ばれる、全く同様の原理の投石機が発明されたとされる。官渡の戦いにおいて、袁紹軍に苦戦を強いられた曹操軍の劉曄が考案したとされる。

出典:wikipedia

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