ラッセル・グループは、イギリスの研究型公立大学24校による構成団体である。政府や議会に大学側の要望を伝える、いわゆる圧力団体として1994年に設立された。また、これに呼応して別の小規模大学19校が1994グループを形成したが、2013年に解体した。会員校は、2010年には国内全大学の研究助成金及び契約収入の約2/3を得ており、国内最高峰の大学として認識されている。 それゆえに、英国版アイビーリーグと言われることもある。会員校は国内全博士号の60%を輩出し、EU圏外の留学生が全学生の30%以上を占める。2014年の大学研究評価調べによると、世界最先端の研究の68%が同会員校で実施された。グループの名称は、ロンドンのラッセル・スクウェアに面したホテル・ラッセルにて初めての非公式会議が開催されたことに由来している。一般的な会合そのものは、タヴィストック広場近くで開催の全大学総長会(現;英国大学協会)の直前に、主にロンドン大学上院議事堂にて行われる。イギリス(内、グレーター・ロンドンから5校、ヨークシャー・アンド・ザ・ハンバーから3校、ノース・イースト・イングランド・ノース・ウェスト・イングランド・サウス・ウェスト・イングランド・サウス・イースト・イングランドから2校、イースト・オブ・イングランド・イースト・ミッドランズから1校)から20校、スコットランドから2校、ウェールズ、北アイルランドから1校の計24校で構成される。2014年の研究評価基準結果から2015-16年、イングランド高等教育財政カウンシル(以下、HEFCE)からの(暫定資金を除く)2000万£以上の研究資金支給対象となった19校は全て同会員であり、2000万£を下回る同会員は1860万£のLSEのみであった。2010-11年では、研究助成金と契約料による収益が最大の20校中19校は、同会員であった。2007年のHEFCEからの総研究資金配分では上位15校が同会員であり、LSEは低予算の社会科学研究が中心であったことから21位、会員校のみで総研究資金の82%を占めた。研究資金額は研究内容以外の要因(例えば科学、技術、医学はより多くの資金を調達する傾向)に依存する。2015-16年の各機関による大学順位にて同会員は、世界大学学術ランキング上位100に8校、クアクアレリ・シモンズ社上位100に17校、タイムズ社上位100に15校が指定された。会員校で、2001-02年で英国高等教育部門収入全体の44.7%、2013-14年に49.1%を占めた。同期間の会員校総収入は、部門平均で54.4%から実質ベースで69.9%に増加した。会員校は弁済信用力が高く扱われ、低金利優遇を受けている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。