『まじかる☆タルるートくん』は、江川達也による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。集英社『週刊少年ジャンプ』に読み切り作品として発表された後、1988年49号から1992年40号まで連載。単行本は全21巻、ワイド版全16巻、集英社文庫全14巻。また、1991年にVジャンプで『まじかる☆たるるくん』のタイトルで読み切りの4コマ漫画作品も書かれている。魔法使いのタルるートと江戸城本丸のダブル主人公が繰り広げるギャグ漫画である。主人公の江戸城本丸は勉強・運動ともに得意ではなくいじめられっ子であり、そのうえスケベを絵に描いたようなダメ小学生。ある時、絵本作家の父の部屋にある大魔法百科の魔法陣より偶然魔法使いのもう一人の主人公であるタルるートを召喚した。本丸はタルるートの魔法を悪用してイタズラを繰り返したり騒動を巻き起こす。不敵なライバルキャラである原子力(はらこ つとむ)と幾度となく対決する。原子と本丸の「○○で勝負だ!」はこの作品の名物の一つであり、原子との勝負に勝つためにタルるートの魔法で特訓をし、本丸は次第に成長していく。ボクシング、相撲、サッカー、水泳等、本丸は気合と根性でつらい特訓をこなし、ついには南野小学校支配を目論む座剣邪寧蔵を倒すために魔法なしの山籠りの特訓で拳法まで体得し、南野小を守るための大バトルを繰り広げる。また、性描写が多いのも特徴の1つ。所在地は南野町1丁目。二階建ての一軒家である。5年生から同じクラスメイトである。各学年4クラス編成である(「学校一決定戦」での表記がどの学年生徒も4組までしかいないため)。アイテムを発動させる魔法のキーワードは、自分の名前であることが多い(タルるートの場合は『たるる〜』など)。また、アイテムの効果が持続する時間は、魔法のキーワードを言う、言わないにかかわらずそのアイテムの持ち主と同じ(タルるートは10分間)。1990年9月2日から1992年5月10日まで、毎週日曜日8:30〜9:00の時間帯においてABC・テレビ朝日系でテレビアニメが放映された。全87話。平均視聴率15.9%、最高視聴率20.3%。2007年11月よりファミリー劇場にて放送。EDのスタッフクレジットは第38話まで東映アニメ伝統の手書きフォントで、第39話から丸ゴシック体フォントに変更。原子は政界の黒幕の息子とされ、必殺技も「ローリングサンダーパンチスペシャル」に変更されている。本編中で述べた肩書きのひとつ「アトミックマンコンテスト優勝」はそのままアニメでも使用された。座剣邪も父親の地位が世界的大企業の社長になっているなど、キャラの一部設定が原作と異なる。基本的に原作をもとにしているが、岸一家や無気一家は登場しないため、彼らにまつわる話は全てカットされている。原作で有名なタルるートが女性キャラの胸を吸う描写は大綾先生(一部描写が異なる)とタルるートのママのみ再現された。また、名古屋篇が丸々カットされているため、本丸が山籠もりを開始した次の回には武闘会が始まっているなど、原作と比べてかなり早く話が進んだ。さらに、本丸が山から帰ってくるタイミングも原作とアニメでは異なる。ABC制作日曜8:30枠アニメの単一作品としては最多話数・最長放送期間を誇っている(シリーズ作品では、現在放映中の『プリキュアシリーズ』が最長)。当枠としては唯一の『週刊少年ジャンプ』連載作品であるとともに、平均視聴率も同枠では最高である。本作から『明日のナージャ』まで、約14年にわたって東映動画(現・東映アニメーション)の関弘美がプロデューサーを務める。アニメは、本丸が生き返って以降もしばらくは続いたが、「学校一決定戦」が開かれるところまでは制作されずに終了したため卒業もしておらず、タルも魔法の国には帰っていない。系列は当時の系列。東映アニメフェアにて以下の3編が劇場公開された。「まじかる☆タルるートくん魔法アイテム」ホーム社 1991年2月発行このほか、「ファミコンジャンプII 最強の7人」にも登場している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。