すさみ町(すさみちょう)は、和歌山県西牟婁郡にある町である。カツオ漁や「ケンケン船」で知られており、近世には熊野地域一帯の中心部となったこともある。すさみ町は紀伊半島のほぼ南端に位置し、太平洋に面している。海岸線は漁港を作るのに適したリアス式海岸で、漁が盛んである。気候は沖合を流れる黒潮の影響により温暖で、年間の平均気温はおよそ摂氏17度となっている。町域の90パーセント以上が山林で占められており、平地が少ない。なお、この辺りの海岸は「枯木灘」として釣り人たちには有名で、熊野枯木灘海岸県立自然公園の指定も受けている。すさみ町の中心集落は、周参見川の河口に開けた漁港の町・周参見である。2014年8月1日、政府は当町沿岸にある小島の一つに、「ソビエト」と命名することを発表した。釣り人の間で言い習わされてきた呼称だが、その由来は不明であるという。以下の自治体と隣接している。6世紀ごろから長らく熊野地域(おおよそ紀南)の中心となっていたが、1657年に口熊野奉行所が置かれてからは名実ともに南紀支配の中心地となった。町長は岩田勉(いわたつとむ)である。1983年12月18日に就任以来、しばらく町長の職についていた桂功(かつら いさお)前町長が任期途中で、健康上の不安を理由に統一地方議会選挙の改選日程に合わせる形で辞職した。これに伴い新人3名が町長選に立候補、2011年4月22日に投開票が行なわれ、町長が決定した。議員定数は10名である。定例会議は3月・6月・9月・12月に行われる。1995年の統計によるとである。漁業・林業・農業及び観光業が、すさみ町の基幹産業である。漁業は特に盛んで、沖合を流れる黒潮の影響によりカツオ、ブリなどの水揚げが多くなっている。海岸部より内陸部に入った地区では、杉・桧などの林業が伝統的に行われている。昭和40年代までは町内に多数の製材所が存在したが、国内木材が価格低迷する中で多くの製材所は閉鎖され、産業としての林業は停滞している。集配郵便局無集配郵便局各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、すさみ郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年6月現在)。※周参見町内の郵便番号は、町西部地域(周参見地区など)が「649-26xx」(すさみ郵便局の管轄)、町東部地域(江住・佐本地区など)が「649-31xx」(江住郵便局の管轄)となっている。人口の減少により小中学校の統合が進められており、下記の学校についても2017年(平成29年)度を目標に、周参見小学校・周参見中学校に統合される予定である。町内には西日本旅客鉄道紀勢本線が走っている。紀勢本線はこのあたりでは普通列車は2時間に1本くらいの割合で運行されている。代表駅は周参見駅(簡易委託駅)で、この駅には特急列車を含めてすべての列車が停車する。江住駅と見老津駅(ともに無人駅)には、特急は停車せず普通列車のみが停車する。高速自動車国道(新直轄方式)一般国道県道道の駅周参見駅には温度計が設置されていて、冬の時期(2月1日~2月28日)に朝7時の気温が摂氏0度以下(氷点下)だった場合、すさみ町内の宿泊施設(ホテルベルヴェデーレなど)での次回の宿泊料が「寒さ料」として50%引きになるという。 この企画は、地理的位置から『常春の町』をアピールしようと、観光協会が1985年から始めた。2006年までで過去1回だけ、2001年に記録したことがある。
出典:wikipedia
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