『TAXi』(タクシー)は、リュック・ベッソン製作・脚本、ジェラール・ピレス監督による1998年のフランス映画。フランスのマルセイユを舞台にタクシー運転手と新米刑事が強盗団を相手に奮闘するカーアクション映画。スピード狂のタクシードライバー・ダニエルと、ちょっとマヌケ(左右もわからない)な刑事エミリアンのコンビが繰り広げる。ダニエルが乗るプジョー・406の改造車(イングランドツーリングカー選手権仕様)や、街を疾走する迫力のカー・アクションが見もの。なお、ドライバーはジャン・ラニョッティ。疾走感はCGエフェクトで表現され、制作費を抑えるため同じシーンが数回使われている(特にカーチェイスと銃撃戦のシーン)。宅配ピザ屋に勤める配達員のダニエルは、念願のタクシードライバーへの転向を果たした。スピード狂の彼の愛車であるプジョー・406は、ボタン一つでレーシングカーの如き姿に変形し、どんな場所でもあっという間に客を送り届けることができる。ところが仕事を始めて間もないある日、マルセイユ警察に勤める刑事のエミリアンを乗せた際、彼が刑事とは知らずに猛スピードで警察署まで送ったため、スピード違反の現行犯で検挙されてしまう。その頃マルセイユ市内では、メルセデス・ベンツ・ Eクラス(W124)に乗るドイツの強盗団「メルセデス」による連続銀行強盗事件が相次いでおり、警察を悩ませていた。ダニエルは違反を見逃すことを交換条件に、エミリアンと共に強盗事件の捜査に協力することになった。「メルセデス」の一団は赤いベンツという目立つ車両に乗っているにもかかわらず、中々足取りをつかむことができない。草の根捜査の末、ダニエルは車関係の知人のつてをたどり、一団が速乾性の塗料を使って車の色を逐一塗り替えているとの情報を得た。ダニエルは彼らを確実に捕まえるために、ピザ屋の旧友たちをも巻き込んだ一大作戦を開始する。2作目以降はジェラール・クラヴジックが監督している。主人公が北アフリカからの移民労働者(役者のサミー・ナセリの父親はアルジェリア系移民)と思わしき設定となっており、これがフランスの都市で白人と共に活躍するというストーリーになっている。映画『フィフス・エレメント』は、本作の前にリュック・ベッソン監督がアメリカで撮ったSF映画。主人公がタクシー運転手、豊富なギャグ等、本作につながる作風が見てとれる。本作のテーマ曲はパルプ・フィクションの劇中曲でもあったDICK DALE & his DEL TONESの「MISIRLOU」である。4作目となる『TAXi4』のテーマ曲「Pump It(BlackEyedPeas)」が、テレビ東京系バラエティー番組『出没!アド街ック天国』の「薬丸印の新名物」コーナーで毎回使用されている。
出典:wikipedia
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