定性(ていせい、英語:finite)とは意味・機能的概念で、対象が限定されるかどうかを表す要素である。対象が限定されるものを定(definite)、されないものを不定(indefinite)という。なお、定性は「特定性」(specificity)と区別される。例えば、ドアの向こうに人がいるのが分かるが、誰だか限定できない場合、不定特定(indefinite specific)である。冠詞というカテゴリーに属する形態素をもつ言語がある。例えば英語では定である対象には定冠詞 "the" を、またフランス語では男性名詞には "le" 、女性名詞には "la" 、名詞複数形には "les" を前接させる。また英語では不定である対象には単数の場合、不定冠詞 "a" または "an" を前接させ、複数名詞はそのままで用いる。フランス語では男性名詞には "un" 、女性名詞には "une" を前接させ、複数名詞には "des" を前接させる。それぞれ、詳細は英語の冠詞およびフランス語の限定詞を参照。日本語では主題を助詞「は」という文法的な方法で表示するが、主題は意味・機能上、定的か不定特定であることが要請されるため、不定不特定のものは「は」をつけて主題にすることができない。クラス概念(「...というもの」)はその成員が限定されていないため不定である。しかしどの成員に対しても成立つことから特定的といえる。このような場合、日本語では「は」で表示されるが、英語では無冠詞複数形で表現され、フランス語では定冠詞で表される。
出典:wikipedia
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