『シングルマザーズ』は、永井愛の作による舞台劇、並びにそれを原案としたテレビドラマ。初演は2011年2月20日。永井愛の主宰する二兎社の第36回公演として永井自身の演出により、東京芸術劇場小ホール1にて上演された。2002年に政府によって決定された児童扶養手当削減方針の撤回を求めて活動したシングルマザーたちの実話に取材した作品。執筆の契機となったのは、二兎社の制作担当でシングルマザーの女性による母子加算の復活を求める投書が新聞に掲載されたり、児童扶養手当削減方針の撤回を訴える姿がテレビのニュースで放映されたことだった。公演期間中の3月11日に東日本大震災が発生し、11日から13日の4ステージが中止となった。16日からの再開後の公演では上演前に永井が客席に挨拶し「演劇は平和で安全な時だけの楽しみではありません。」とメッセージを送った。また、4月12日の宮城県のえずこホールでの公演は無料で行われた。2002年、秋。直は派遣社員として働き、12歳の息子を一人で育てながら、シングルマザーの支援団体“ひとりママ・ネット”の事務局長としても活動している。代表を務める燈子と直の目標は国会を動かし、児童扶養手当の削減を撤回させることだった。小さなアパートの一室を借りた事務局には、離婚により裕福な家庭から一転して3人の子供を抱えた貧困生活となった初音や、資格の勉強に取り組むギャルママの水枝も出入りしている。そんなある日、事務局に小田と名乗る男が不意に現れる。小田は、自分は突然いなくなった妻子を捜していると語るが、直は彼がDVの加害者であることを感じ取る。2012年10月23日から12月11日まで、NHK総合テレビジョン「ドラマ10」にて放送。全8回。内容は社会派ホームコメディーで、主演は舞台版と同様、沢口靖子が務める。キャッチコピーは「泣いてる暇なんて、ない!」。DVを振るう夫から逃れるため、直は息子と共に家を飛び出した。住む場所が見つからずに途方にくれていく中で、直は先輩シングルマザー達に支えられ、シングルマザー達の集まり「ひとりママネット」の一員となる。しかし、社会ではシングルマザーに対し冷たくあしらわれ、さらに児童扶養手当削減という試練が待ち構えていた。そんな中直達は国会に抗議に出るという行動に出る。
出典:wikipedia
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