経済的発注量（けいざいてきはっちゅうりょう、"Economic Order Quantity"または"EOQ"）とは、定量発注方式において、発注費用と在庫費用の総額を最小化する1回あたりの発注量のこと。経済発注量、最経済発注量、経済的ロットサイズとも言われる。この手法は、F. W. Harrisにより1915年に考案され、R. H. Wilsonの研究によって進化していった。単一商品に対する経済的発注量は、次式で表される総費用"C" を最小にする発注量"Q" である。式の一部を説明すると、こうである。用いられている変数と定数の意味は、以下のとおりである。このとき、経済的発注量の値 formula_4 は、次式になる。formula_6を最小とする"Q" を求めるために、"Q" についての導関数を計算して、それを 0 とおくと、これを"Q" について解くと、以下のとおりになる。なお、このときの総費用は次式になる。便宜的に、"H" を次式で計算する方法もある。ここで、"F" は、在庫費用係数である。

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