『スケッチブック』は、小箱とたんによる日本の4コマ漫画作品。マッグガーデンの雑誌『月刊コミックブレイド』にて2002年4月号(創刊号)から連載を開始、現在も連載中である。また、『スケッチブック出張版』として、『コミックブレイドMASAMUNE』にも掲載されていた。普段は4コマ漫画だが、まれにコマ割漫画も掲載されることがある。『スケッチブック 〜full color's〜』のタイトルで、テレビアニメが2007年10月1日から同年12月24日までテレビ東京系で放送された。高校に入学した梶原空はどのクラブに入るか迷っていたが、見学に行った美術部に半ば無理やり入部させられてしまう。福岡市を舞台に、個性的な美術部員たちの時にまったり、時にドタバタする日常を描いている。何本かの4コマにわたって展開されるストーリーもあるものの、基本的に1本の4コマ内で完結する。また、本作ではネコなど、数多くの動物が登場し、コマ割漫画ではこのネコ達をメインキャラクターとしたエピソードも存在する。原作者の小箱が実際に体験した出来事をもとにしたネタも多い。劇中の舞台のモデルについて、作者の小箱とたんは「モデルというより、自然と知っているもののイメージ」になっていると語っている。アニメの取材協力スタッフとして福岡県立太宰府高等学校芸術科が明記されており、モデルとなっている学校にアニメ制作スタッフが制作前にロケハンに訪れた。マッグガーデンより刊行されている。『出張版』収録分は4コマ出張版を除き、コマ割り漫画となっている。また、第4巻と同時発売の『スコアブック〜小箱とたん作品集〜』(ISBN 978-4-86127-427-5)にショートコミックスペシャル「つちのこ」が収録されている。これも4コマではなく、コマ割りとなっている。小箱とたん監修の公式ガイドブック『スケッチブック パーフェクトワークブック』がマッグガーデンより刊行されている。2007年10月から同年12月までテレビ東京系列で『スケッチブック 〜full color's〜』(スケッチブック フルカラーズ)のタイトルで放送されていた。1話完結のオリジナルストーリーに原作のエピソードを加えた内容となっている。全13話。アニメ独自の要素として、根岸大地の妹である「根岸みなも」が登場している。また、舞台となる高校のモデルは福岡県立太宰府高等学校であるが、福岡県での地上波放送(テレビ東京のネット局であるTVQ)はなかった。DVDは全6巻がリリースされ、各巻には映像特典としてオリジナルストーリーのピクチャードラマが収録される。主なスタッフはテレビアニメ『ARIA』のテレビシリーズの制作経験者で掲載誌も同じ『月刊コミックブレイド』であることからか、第1回にはボウリング場のマスコットキャラクターとして、第3回では宅配トラックおよび缶ジュースのキャラクターとしてアリア社長が登場し、また、本作の後番組が『ARIA The ORIGINATION』である関係もあり、最終回のエンドカードでは空とミケとともに『ARIA』の主人公である水無灯里とアリア社長が「共演」し、引き継ぎのような場面が描かれている。オリジナルキャラクターであるみなもは、美術部を舞台とした作品に対して、絵を描かない視聴者のための目線として導入されたもので、キャラクターデザインは原作者である小箱とたんによるものである。声優陣については、空、夏海、葉月および根岸兄妹についてオーディションが行われ(このうち主人公空役の花澤香菜は本作がアニメ初主演、みなも役の日笠陽子はテレビアニメ初出演となった)、それ以外の声優については監督の平池芳正と音響担当によって決定された。その声優の多くは平池が監督を務めたアニメ『SoltyRei』の出演者と重複している。アニメでは基本的に1話ごとにおおまかなストーリーが流れるように作られており、そのストーリーに合わせて原作の4コマやストーリー漫画が取り入れられている。取り入れるのが4コマのみの場合にはオリジナルのストーリーの合い間にいくつもの4コマが組み込まれるという形になり(第1話や第2話、第9話など)、出張版のストーリー漫画を取り入れている場合には、1つあるいは2つのストーリー漫画をアニメのストーリーの基本骨格に据えたうえでその中に4コマやオリジナルを組み込んだり(第4話や第5話、第6話)、アニメオリジナルのストーリーの内部にストーリー漫画をいくつかの場面に分けつつ埋め込んだり(第7話や第8話、第11話)といった形を採っている。例を挙げると第9話では学校のテスト勉強をめぐる物語が展開され、その中でストーリーの状況に合わせて原作の4コマ(勉強法が何かないかという場面では美術部の先輩に聞きにいく一連の4コマ、合同勉強中にはイタズラのネタ、何のために勉強するのかという場面では栗原渚の将来の夢のネタ)が用いられている。出張版のストーリー漫画「梶原さんと雨の山」が基本のプロットとして用いられた第4話では、その合い間や前後にオリジナルの部分が付け加えられ、その中で原作では別のシチュエーションだった4コマ(ナナフシと触れ合うネタ、麻生夏海の飼い犬がバテているネタ、鳥飼葉月の買い物での検討ネタなど)が組み込まれている。アニメのストーリーでは様々なキャラクターを映しつつも基本的に主人公の梶原空の目線で描かれ、時折その空のモノローグや心の声が差し挟まれるという方針が採られている(空役のオーディションでは「梶原さんと雨の山」での空のモノローグが用いられた)。DVD各巻収録の映像特典ピクチャードラマ。全6話。5人で旅館に旅行に行くエピソード。シナリオは岡田麿里書き下ろし。以下全6巻アニメ『スケッチブック 〜full color's〜』の放映に際し、インターネットラジオ『スケッチブック ほんわからじお』がアニメイトTV、メディファクラジオにて配信された。パーソナリティは花澤香菜(梶原空役)、中世明日香(麻生夏海役)、牧野由依(鳥飼葉月役)。
出典:wikipedia
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