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おれがあいつであいつがおれで

『おれがあいつであいつがおれで』は、山中恒の児童文学。旺文社の『小6時代』に1979年4月号から1980年3月号まで12回に亘って連載された。日本の児童文学では、おそらくサトウハチローの『あべこべ物語』(原題は『あべこべ玉』、TBSドラマ『へんしん!ポンポコ玉』原作)に次ぐ性転換フィクション作品。ふとしたはずみで小学生の少年と少女の身体が入れ替わってしまうところから物語は始まる。二人の、異性の身体や生活習慣の違いに対する戸惑い、性への目覚めと相互理解に至るまでをユーモアを交えつつ描いている。斉藤一夫は、小学6年生のやんちゃで元気な男の子。ある日、一夫のクラスに幼馴染の女の子、斉藤一美が転校してくる。幼い頃の思い出をみんなの前であっけらかんと話す一美と、それをうとましく思う一夫。そんな二人の身体が、ひょんなことから入れ替わってしまう。とりあえず、お互いの振りをして生活することにした二人だが、他人の、それも異性の生活になかなか馴染むことが出来ず、素の自分が出てしまう。周囲も、まじめでおとなしくなった一夫と、男勝りで荒っぽくなった一美に対して違和感を抱くようになる。一美の服を着て、女言葉を使い、一美らしく振る舞うことになってしまった一夫。スカートをはいて登校すれば、友達だった男の子にスカートめくりをされたり、一美から、自分が生理になると聞かされ慌てたりと、男の子であった一夫にとって、女の子として過ごす生活は戸惑うことばかり。しかし、そんな自分を心配してくれる一美も、男の子としての生活の中で辛い目にあっていると知って彼女を思いやるようになり、二人は次第に絆を深めていく。そんな中、一夫の父親の転勤が決まり、一美は今度は一夫として、また転校することとなった。離れ離れになったら、もう二度と元の身体に戻れない・・・。果たして二人は、元に戻ることが出来るのだろうか?文庫本のあとがきを寄せているのは映画監督の大林宣彦である。あとがきでは、この作品を書くに至った経緯が明かされており、非常に読み応えがある内容となっている。作中で、ハエ退治の為老婆に殺虫剤をかける場面があるが、あれは出版社に執筆を依頼された際、山中が「子供が人をぶっ殺す作品を書きたい」と担当編集者に伝えたアイデアの名残りではないかと大林は推測している。また、試写会で観た映画『転校生』の出来に山中が感激し、泣いてくれたことを印象深い出来事として、記している。また、漫画化されたものに『なんとかしなくちゃ!』(作いでまゆみ/講談社KCなかよし/1981年/ISBN 4061083880)がある。さらに、2007年の再映画化に合わせて、映画のコミック化ではあるが『転校生 さよならあなた』(作三国桃子/角川書店/2007年/ISBN 9784048541077)も発売されている。単行本の初刊は旺文社より刊行され、現在は理論社版、角川書店版が刊行されている。

出典:wikipedia

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