仙台農業協同組合（せんだいのうぎょうきょうどうくみあい）は、宮城県仙台市宮城野区新田東に本店を置く農業協同組合。愛称はJA仙台。利府町の指定金融機関であり、仙台市の指定代理金融機関である。1998年に仙台市および周辺の7農協が合併して設立された。2002年に、2度目の合併を行い、仙台市・多賀城市・塩竈市・宮城郡を範囲とする広域農協となっている(店舗はないが、定款上は富谷市の一部も事業エリアに含まれる)。2004年の組合員数は約2万人。事業として、農産品の流通支援、農機具の販売などの組合員の農業支援や金融業・共済事業のほか、プロパンガス・石油などの燃料販売業、不動産業、冠婚葬祭業、介護事業を取り扱っている。地域の都市化が進み、農家以外の組合員も増えていることから、農業支援事業以外にも力を入れている。地域の農産品としては、米穀の占める割合が非常に高く、その流通支援のために、カントリーエレベーターを仙台市内に2基保有している。当初は仙台駅東口にある仙台農協会館（後の仙台ヨドバシビル。解体され、跡地の南側にダイワロイネットホテル仙台が竣工し、北側の3分の2はヨドバシ仙台第2ビルとなった）に本店があったが、ビル管理会社（同農協の関連会社）が破綻し、同ビルがヨドバシカメラの関連会社ヨドバシ物流に売却されたため、仙台ヨドバシビル名になってからもしばらくそのまま存続していた本店を離れ、2006年7月10日に現在地に本店を移転した。同時に、本店とブランチインブランチだった東口支店も新田支店と統合し、新たに開設された新田東支店として、新・本店とブランチインブランチとなった(ATMは新田東支店管轄のもののみ設置)。2015年に、農林中央金庫が大日本印刷に委託する形で、一部を除く全国の農業協同組合（信連や信用事業を行う一部専門農協を含む）でのメールオーダ形式での総合口座開設の受付を始めたが、当農協に関しては、このメールオーダでは本店への口座開設はできない（ブランチインブランチとなっている新田東支店での開設は可能）。

出典:wikipedia